緊急疾患のひとつ
5月12日(金)
*****セミナーのお知らせ(本院)*********
パピー教室:5月13日(土)、20日(土)、27日(土)、28日(日)
デンタルセミナー:5月21日(日)
シニアセミナー:5月16日(火)
*****本院からのお知らせ************
2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは、獣医師の二股です。
5月ももうすぐ半分が過ぎようとしていますが、
フィラリア検査がまだの方は今月中にお越しください🌸
この間の夜間診療中、陰部から出血した猫ちゃんが来院されました。
腹部エコー検査では子宮がかなり拡張しており、
血液検査でも炎症の数値が高くなっていました、、
子宮蓄膿症です⚡️
以前のブログでもお話しさせて頂きましたが、
子宮蓄膿症とは子宮に膿が貯まる病気であり、
子宮内の膿(細菌)により全身の感染症が起こりえます。
犬猫ともに女の子の病気で怖いものの1つであり、治療が遅れると亡くなってしまう危険な病気です。
治療として、緊急手術(子宮摘出)が必要となります。
今回も手術を行いました。
膿が溜まった子宮は通常の子宮の何倍もの大きさに膨れ上がります。
この子は幸い元気に退院していきましたが、
手術を終え、順調に回復して元気に退院してくれる子がいる一方、
発見が遅れると、子宮内の細菌が産生する毒素(エンドトキシン)による敗血症、
毒素による臓器障害、播種性血管内凝固(DIC)のリスクが高くなります。
ここまで来ると救命率はぐんと下がってしまいます・・・
症状の進行が早く、昨日までは元気だったのに‥ということも💦
子宮蓄膿症は死に至る非常に危険な疾患です。
ただ、避妊手術により完全に予防することができます。
子宮の病気のみならず将来の乳腺腫瘍のリスク軽減も兼ねて早期の避妊手術が必須です。
犬では初回発情前に避妊手術をすると将来の乳腺腫瘍発生率は0.5%と言われており、
猫では生後6か月以前の避妊手術で 乳腺腫瘍のリスクを91%減らせます。
まだ手術されていない方、是非ご相談ください。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師