皮膚が伸びる!?
こんばんは分院の獣医師、德田です🌞
今年の梅雨はよく雨がふりますね☔
この梅雨の時期は、湿度、温度がぐっとあがるため、特に皮膚の弱いワンちゃん、耳が弱いワンちゃんにとってはつらい時期です😨最近のうちの子、耳どうかなーなどいつもよりしっかり目に観察してあげてくださいね✨
さて、今回の話は皮膚の疾患についてです。「皮膚が伸びる!?」というタイトルのとおり、異常なまでに伸びてしまう皮膚の影響で毛が生えてこない、皮膚が薄くなる、乾燥する、裂けるなどの症状が出てくる疾患についてです。今日のポイントは
①「だれでも簡単にチェックできます」
②「遺伝疾患です」
この2点です!それでは【とく、トーク】スタートです!
この皮膚が伸びるという疾患の名前はエーラスダンロス症候群といいます。エーラスさんとダンロスさんが見つけた疾患だそうです😊私が学生の際に講義でヒトの首がよく伸びる疾患として画像付きで紹介されていたのを見た程度で珍しい疾患です。(または、問題になることが多くない?)
その検査方法をさっそくご案内します✨
☆まずは四つ足で背中をピシッと伸ばして立たせましょう!
(背中の皮膚を垂直に引っ張った時の高さ)÷(後頭部から尻尾の付け根までの長さ)✕100
この結果がイヌ🐶は14.5%以上、ネコ🐱は19%以上だと疑わしくなってきます。
この疾患はコラーゲンの構築に関する遺伝疾患であり、じつは皮膚だけでなく関節などにも影響を及ぼします。
しかし先ほどお伝えした通り、ただ伸びるだけで他の症状もなく過ごせる仔もいますが、ご心配な方は一度ご来院くださいね✨
本日はエーラスダンロス症候群のお話をさせていただきました✨わからないことがあれば、気軽に聞いてください✨嵯峨野で德田がお待ちしています😉
道で見かけたときはぜひお声かけください✨
ごくまれに、とっさにお名前が頭に出てこないときがございますので、その時はお名前教えてくださいね(笑)
とくだ@U-KYO-Animal Hospital
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定