おしっこに血が出た!
******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:11月15日(日)
デンタルセミナー:11月29日(日)
*******臨時休診のお知らせ*********
三浦:11月17日(火)、19日(木)出勤
國廣:11月17日(火)出勤、19日(木)、20日(金)
小澤:11月18日(水)、20日(金)出勤
院長(平野)は完全予約制となりますので、ご注意ください。
*******獣医師の出勤日変更のお知らせ*********
國廣:月(AM)・水(PM)・木・金・土・日
小澤:月・火・水・木・日
※百石獣医師は10月末をもって退職致しました。
現在診療中の患者様の引継ぎは責任をもって行いますのでご安心ください。
********分院から臨時休診のお知らせ************
太陽:11月5日(木)、6日(金)、10日(火)、11日(水)
德田:11月5日(木)、6日(金)、12日(木)代わりに13日(金)出勤
11月8日
こんにちは。獣医師の田中です。
だいぶと寒くなって来ましたね。街路樹の葉もだんだんと色づいています。
ついに寒さに負けコタツを出しましたが、猫に占領されているのであまりその恩恵を受けられないでいます。
さて、今日のお話ですが、おしっこの病気についてです。
ワンちゃんやネコちゃんのおしっこの異常も中で、すぐに気づくものといえば「血尿」だと思います。
おしっこに血が混ざった状態ですね。
膀胱、腎臓、尿管や尿道と行った尿路のどこかから出血をすると血尿となります。
その中で一番多いのは膀胱からです。
膀胱炎になると血尿が出ます。
膀胱炎の原因は、
・細菌
・結石
・腫瘍
・特発性(ネコちゃんで)
が挙げられます。
膀胱炎の原因を調べるには、まず尿検査をします。
尿検査で細菌や結晶(結石の小さな粒)が出ていないかを見ることができます。
また、尿検査で結石が疑わしい場合には画像検査も行ない診断します。
今回診察させていただいたDちゃんについてお話しさせていただきます。
Dちゃんは7歳の男の子のワンちゃんです。
Dちゃんはおしっこに血が出た。また、何度もトイレに行くということで病院に来られました。
症状からすると膀胱炎です。
尿検査では細菌や結晶は出ませんでした。
細菌性膀胱炎ではない?としたら結石かな?と考えてレントゲンを撮ってみたところ、
結石がたくさんありました!
膀胱の中と陰茎の根元にも結石がありました!
まずはご飯やお薬で結石が溶けるか治療してみることにしました。
ストラバイトという結石であれば溶ける可能性があります。
お薬を頑張ってもらいましたが、残念ながら結石は溶けませんでした。
次の手段は手術です。
ふつう、膀胱結石を摘出する場合にはお腹を開けて、膀胱を切開し、中の結石を摘出します。
手術の合併症は、結石の取り残しです。
膀胱の中の奥まではなかなか見ることができなかったり、尿道に隠れた結石を取り残してしまうことが多いと言われています。
当院ではより侵襲度の低く、安全で合併症も減らしてあげる方法として腹腔鏡を使った手術を行なっています。
腹腔鏡を使えば、お腹の傷口は1〜2糸分の小さな傷口で済みます。
また、カメラで膀胱の中を覗くので、膀胱の切開も小さくて済みます。
なので腹腔鏡の手術では痛みが少なく、回復も早いです。
さらに、カメラで鮮明に膀胱の内部を探索することができるので結石を取り残す可能性が非常に少ないです。
カメラでないと覗けない場所も見ることができます。
こういった点から当院では膀胱結石の摘出にも腹腔鏡を積極的に使用しています。
Dちゃんも3日間の入院を頑張ってくれて、無事に退院されました!
当院では動物にとってより安全に、より優しい治療を目指しております。
腹腔鏡の手術についてご質問などあれば、いつでもお問い合わせください。
獣医師 田中
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
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