ウサギの眼
11月27日(火)
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パピー教室:12月1日(土:座学)、8日(土)、14日(金)、22日(土)
皆さんこんにちは。獣医師の廣畑です。
今日は眼をショボショボするウサギについてお話します。
朝から左眼をショボショボさせているという主訴で
あるウサギが連れて来られました。
診てみると、確かに左眼は少し開け辛そうにしている印象を受けました。
眼の検査で左眼に角膜潰瘍がある事が分かりました。
フルオレセイン染色という角膜表面の傷を染める液を使うと、
上の写真のように眼の中央部に緑色に染まる領域が確認されました。
これが角膜にできた傷の部分になります。
角膜は眼の表層を覆う膜になりますが、ウサギはこの角膜が
犬猫に比べて薄いので傷ができやすいという特徴があります。
角膜に傷が出来てしまう原因としては、異物が眼に入った・何かにぶつかった・
細菌感染などが考えられます。
さらにウサギで重要なのが歯の疾患が原因で眼の症状が出てくることがあるので
注意が必要です。
眼をショボショボさせて元気食欲がいつもに比べて無いということがあれば、
それが眼だけではなくて口の中にも問題があるかもしれません。
今日の子では口の中に異常は無かったので眼に対する治療のみ行いました。
角膜に傷ができた場合、角膜保護剤や抗生剤の点眼で治療を行います。
数日後傷の様子をチェックしましたが、染色液に染まる領域は確認されず
眼をショボショボさせる様子もなくなり経過は順調で上手く治療に反応してくれました。
点眼大変だったと思いますが、よく頑張ってくれました!!!
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K.Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
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