ビタミンCで元気ハツラツ!
9月16日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:9月22日(土)午後
百石:9月29日(土)午後
先日、久々に実家の奈良に帰りました。
もちろんオハナも一緒です😊
人見知りのオハナは初めは慣れない場所に落ち着かない様子でしたが、気づけばこんな感じで母に抱っこされてました☺
母は何度となくオハナをアムロと呼んでましたが…(笑)
夜ご飯は毎度のこと、私の大好物のすき焼きでした。
いつもリクエストするんです😋
お腹いっぱい食べて久々の家族団欒でした😄
しっかりエネルギーチャージできたお休みでした。
さて、今回は最近注目されてきている新しいがんの治療法についてお話しようと思います。
高濃度ビタミンC療法です。
人医療で”高濃度ビタミンCが癌細胞を殺す”という論文がアメリカで発表され、日本でも癌治療の選択肢として導入されるようになりました。
獣医療でも同様に効果があるのではないかといわれ普及しつつある治療法です。
ビタミンCは口から摂取しても、効果のある血中濃度に達するまでにほとんどが体外に排出されてしまいます。
高濃度のビタミンCを血中に直接入れることによって抗癌作用を発揮します。
ビタミンCの抗癌作用には、
・過酸化水素による癌細胞の破壊
・免疫力の増強作用
・腫瘍の血管新生阻害作用…
などがあげられます。
しかし、高濃度ビタミンC療法のみでの癌の完治率自体は決して高くはありません。
ただ、生存期間の延長や生活の質(QOL)の改善は約8割で認められるそうです。
またなんといっても高濃度ビタミンC療法は抗癌剤のような副作用がなく、安全に行えるのが特徴です。
したがって、その他の治療に併用して行うこともできます。
実際に、現在当院でビタミンC療法を行っている猫ちゃんがいます。
16歳のおばあちゃん猫のCちゃんです。
Cちゃんは下痢や血便が続き、検査の結果、大腸に腫瘍がみつかりました。
年齢のことやCちゃんの体力的なことをオーナーさんと相談した結果、Cちゃんになるべく負担のかからない高濃度ビタミンC療法を行うことになりました。
初めは低濃度のビタミンCから開始し、少しずつ濃度をあげて、週に3回のペースで点滴静注します。
6回目でようやく有効濃度に達し、そこからは週に2回のペースで継続します。
オーナーさんいわく、高濃度ビタミンC療法を始めてからなんとなく元気がでてきたそうで、楽そうにしてるとのことです。
食欲も基本あまりないようなのですが、点滴後はいつも食べないご飯もペロリと食べてくれました!
治療はまだまだ始まったばかりです。
一緒に頑張っていこうね!!
高濃度ビタミンC療法は抗癌治療だけでなく高齢動物のアンチエイジング治療としても注目されています。
興味のある方はぜひ一度ご相談ください。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER