モンスター対策
11月7日(火)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:11月11日(土)午後・19日(日)・25日(土)午後・30日(木)午後
百石:11月18日(土)午後
三浦:11月12日(日)19日(日)
こんばんは🍀獣医師の三浦です。
最近、ドラマのコウノドリを毎週楽しみに観ています🐣
赤ちゃんを産むのって一大イベントだけれども
オメデトウ、良かったね〜かわいいね〜で終わりじゃなくって
現実はそんなにも甘くなく…💦
お母さんのストレスは計り知れないくらい大きいんですよね😵
世のお母さん達を本当に尊敬します😳
動物を家族として迎えるのも
赤ちゃんができるのとはまた全然違いますが
少し似ているところがあるのではないでしょうか。
その可愛さに魅かれてお迎えしたはいいものの
あちこちで排尿する、噛む、吠える、盗み食いする などなど…😱
思い通りにいかないことがたくさんありますよね💦
「こんなはずじゃなかった!」「もう嫌だ!」
なんて思ったことはないでしょうか?
診察の中で、疲れきった飼い主様からご相談を受けることがよくあります。
今回はその中でも特に多い悩みの一つ…甘咬みについてお話します🐕
先日3回目の混合ワクチンを終えたばかりのPちゃん🐾
Pちゃんも、甘咬みでお母様を困らせていました。
「めっ!」と怒ると一瞬ひるむけれども
またすぐに咬み始めるとのこと。
甘咬みの対策をどのようにすれば良いか?
そのためには、なぜ甘咬みをするのかを知らなくてはなりません。
子犬がじゃれて咬む「甘咬み」は決して特別なことではなく、
犬は歯や口を使って遊ぶことが通常です。
子犬が人を咬むことは「遊んで!」「かまって!」のサインで
遊びの中で興奮度が増すと、さらに強く咬むようになります。
つまり🖕
甘咬みをした時、遊びが始まることや、かまってあげることがご褒美🍖になります。
ご褒美をもらえると、甘咬みはどんどん増えていきます。
ご褒美なんかあげてません!と思われるかもしれませんが
・「ダメー!!」と叫ぶ
・「痛いー!!」と逃げ回る
・「咬まないで!」とおもちゃを渡す
・抱き上げて説教する
・子犬だから仕方ないと、遊びを続ける
これらの行動が、知らず知らずのうちにご褒美になっています。
Pちゃんの場合は、「めっ!」という声を「怒られている」と認識することができなかったのでしょう。
そのため、また遊びが継続し、ご褒美がもらえたことになり、咬む行動は減りません。
ではもっと強く怒れば良いのかというと、それもオススメできません✋🚫
「口の中に指を入れる」などの体罰のような対策をよく聞きますが、
中途半端であれば「かまってもらってる!」とご褒美になりますし
下手をすると、手や飼い主様を怖がってお顔を触れないようになってしまいます👻⚡
正しい対策法は、ご褒美を与えないこと。
つまり、咬まれたら遊びを中断し、その場から離れること。
Pちゃんには一度サークルへ戻すか、お母様がお部屋から出て行くようオススメしました。
「咬んでも遊んでもらえない😢」というルールを覚えてもらうのです。
でも、これだけでは上手くいかないことがほとんどです💦
このルールだけでは、子犬は遊びたい衝動を発散できないからです。
プラスで必要なのは「〇〇をしたら遊んでもらえる😀」というルールを作ってあげること。
子犬は人の興味を魅きたくて必死です。
小さなサインを逃さず、例えば近くに居て目があったとき、オスワリをしているとき、
望ましい行動をしているときにたくさん声をかけて、かまってあげてください🍀
・・・とはいっても、なかなか理論通りにはいかないのが現実です。
その子自身、ご家族、環境によって、どんな方法がうまくいくかはそれぞれ。
一度うまくいったと思っても、またやり直し、なんてこともあります。
ここまで言っておいて、我が家の悪猫ごまちゃんも咬む癖がなくなりません👾
最近は「咬まれる前に逃げる!」という対策で
少しずつ咬まれる回数が減ってきているかな…という感じです。
追いかけっこして疲れさせる作戦も効果的です。
もう、大変ですよね!
我が家はどうだろう?と悩まれたら、いつでも相談してくださいね。
一緒に考えていきましょう!
病院ではおとなしくて可愛いPちゃん、
お家では小さなモンスターなのでしょうか😈
頑張って家族のルールを覚えていこうね!🐥❤
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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R. MIURA@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
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