呼吸が荒い猫ちゃん
3月15日(水)
*****セミナーのお知らせ(本院)********
パピー教室:3月18日(土)、25日(土)、26日(日)
(第2回:18日 第3回:26日 第4回:25日 開催予定)
デンタルセミナー:3月19日(日)
シニアセミナ―:3月28日(火)
*****本院からのお知らせ************
2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは、獣医師の國廣です。
日中はだいぶ暖かい日になり、過ごしやすくなりましたね。
その分、花粉が飛び回っておりますが、、、😅
うちのハリネズミは、いつもいつも温室育ちで気持ち良さそうに寝ております🦔💤
寝方の癖は強めですが。笑
ではでは本日のテーマですが、2歳の猫Wくんのお話。
呼吸がしんどそうということで来院したWくん。
診察室でもしんどそうな呼吸(努力性呼吸)をしていました。
早速胸部のレントゲン検査を撮影しました。
左がWくんのレントゲン画像になります。
参考までに健康な猫ちゃんの胸部レントゲンの画像を載せましたが、
真ん中にある心臓の陰影が消えています。
これは胸水貯留で見られる所見です。
胸水は読んで字の如くですが、胸の中に水が貯留してします状態です。
原因は様々で、心臓や乳糜胸、膿胸、腫瘍などがあります。
原因を特定するためには、胸水を抜いて検査をしていきます。
すると、胸水中に多数の「リンパ球」が認められました。
これはリンパ腫、発生部位的に「縦隔型リンパ腫」を強く疑いました。
2歳という若い年齢なのになぜ腫瘍の病気?ということで
猫白血病ウイルスを検査すると、案の定抗原検査は陽性という結果でした。
ウイルスについての詳しい説明は今回割愛しますが、猫白血病ウイルスに感染している猫ちゃんは、発症するとリンパ腫になることが多いです。
治療は他のリンパ腫同様、抗がん剤になります。
費用も時間もかかりますが、飼い主様と相談のもと、積極的に治療していく方針となりました。
Wくん、頑張っていこうね!
KUNIHIRO@U -KYO-Animal Hospital
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師