尿管閉塞
11月22日(金)
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國廣:12月8日(日)
こんにちは。
先日オーケストラのコンサートに行って参りました。
普段からクラシックをよく聴くわけではないんですが、ある人物の演奏から少し興味が出てきまして。。
辻井伸行さん。
盲目のピアニストとして有名になりましたが盲目でなくても十分奇跡のピアニストだと思えるほど、音色が綺麗なピアニストです。
リストのラ・カンパネラをアンコールで弾くことで有名な彼ですが、本当に音が綺麗!耳に障る音がなく、カンパネラという題名のごとく鐘が歌っているように聞こえます。
youtubeで彼のカンパネラの演奏を見たときに、是非生で聴いてみたいと思い今回コンサートに行ってきました。
アンコールは7回以上だったかな。何を弾いてくれるかドキドキでしたが、カンパネラ弾いてくれました!
感涙。。あっという間でした。。
同じ日本人として誇らしく思いますし、何より自分も努力せねばと思った一日でしたとさ。
今回は久しぶりに画像のお話です。
食欲不振で来院された猫のPちゃん。
血液検査で腎臓に障害がある事がわかりました。
エコー検査を実施してみると右の腎臓が大きく腫れています。
腎臓の真ん中の黒く見える部分(腎盂)の拡張も認められ、腎臓からの尿の排泄不全が起きていそうな所見です。
正常な左の腎臓と比較すると違いがよくわかります。
もう少し細かくみてみると、尿管が拡張している事がわかりました。
尿管とは腎臓から尿を運ぶ管のことですが、これがなんらかの原因で詰まっていそうです。
緑の矢印で示した領域が拡張した尿管です。と言っても直径1.2mm程度です。(普通は尿管は見えません)
閉塞部分よりも上流の尿管は尿が渋滞して拡張します。
残念ながら今回閉塞しているものの特定には至りませんでしたが、多くは結石です。
ひとまず左の腎臓はしっかり機能してくれているので入院下での内科療法をする事にしました。改善が見られなければCT検査による閉塞箇所の特定、外科の介入も視野に入れていますが、できたら負担なく治してあげたいです。
日を追うごとに腎臓のサイズも小さくなり、腎盂の拡張も認められなくなりました。(画像左下の数字が腎臓の直径になります)
尿管もエコーでは見当たらないくらいに縮小しており、尿管の閉塞物は無事膀胱へと流れていってくれたようです。
もちろん血液検査も正常値になってくれました。
血液検査では腎不全としか分かりませんが、エコー検査を実施する事で腎後性腎不全である事が分かりましたし、治療には緊急性がある事もわかりました。
腎後性腎不全は治療タイミングが遅れると不可逆的なダメージが腎臓に残り、多くの場合その腎臓は死んでしまいます。
やはり画像診断って大切ですね。
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