猫ちゃん鼻水出ていませんか?!
12/22(木)
*****セミナーのお知らせ(本院)*********
パピー教室:12月24日(土)・25日(日)
*******年末年始のお知らせ***********
年末年始の診察は以下の通りです。
夜間診療は年内12/28(水)まで、年始は1/4(水)から開始いたします。
診察をご希望の際は一度病院までご連絡いただきますようお願いいたします。
本院医療センター | SAGANO・OIKE | ARASHIYAMA | |
12/29(木) | 9:30-13:00 | 通常診察 | 通常診察 |
12/30(金) | 9:30-13:00 | 通常診察 | 通常診察 |
12/31(土) | 完全予約制 | 完全予約制 | 休診 |
1/1(日) | 完全予約制 | 休診 | 休診 |
1/2(月) | 完全予約制 | 休診 | 休診 |
1/3(火) | 完全予約制 | 通常診察 | 通常診察 |
*****本院からのお知らせ*************
5月から夜間診療を開始しました。平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは。獣医師の岡山です。
今日12月22日は冬至ですね!ビタミン満点のカボチャを食べ、柚子湯で邪気を祓いイベントごとが多い年末年始に風邪を引かぬよう気を付けたいですね😃
さて、今回は猫ちゃんの“猫風邪”について少し書かせていただきます。
猫ちゃんもウイルスや細菌感染によって人間の風邪の様な症状(鼻水、くしゃみ、目脂…etc)を呈することがあります。特に免疫が弱っている子猫ちゃんや老猫さんに多く見られます。
主な原因となるウイルス、細菌は
・猫カリシウイルス
・猫ヘルペスウイルス1
・クラミジア の3つです。
感染猫の口、鼻、眼からの分泌物にウイルス・細菌が多く含まれており、それらが健康猫の粘膜で増殖し感染してしまします。
中でも、猫カリシウイルスの伝播力は強く、空気中に排出されても常温で1ヶ月以上、低温ではさらに長期間感染力を保持し続けると言われてます。また、感染から回復後も1ヶ月以上ウイルスを排出し続けるため、見た目健康そうな猫ちゃんにも注意が必要です。⛑
ヘルペスウイルスもとてもいやーな特性を持っています。それは仮に風邪の症状(鼻炎、結膜炎)から回復しても神経に住み着き生涯にわたりウイルスを保持し続けるのです。そして、ストレスや免疫抑制のお薬を飲んだ際にウイルスが再活性化して症状が再発してしまたり、他の猫ちゃんへうつさせてしまうことがあります。
クラミジアも症状が一時的に良化しても体内に菌を保有し続け、慢性症状を示すことが多いとされています。
「保護した時から左目がおかしい、鼻水、くしゃみが出る」といった主訴で来院されたTちゃん。
主訴通り、左目は眼球癒着といい、重度な結膜炎があった際に白目(黄色い眼)とまぶた、目頭から出る瞬膜と黒目、上下のまぶたがくっついてしまう状態を呈していました。
眼球癒着が起こった場合、軽度な場合は外科手術によってくっついて閉まった部位をはがすことはできますが、再癒着する可能性が高く多くの場合は外科手術を行いません。
ドロドロした鼻水も出ていたので、抗生剤、インターフェロン製剤、ネブライザーを用いて治療中です。
猫カリシウイルス、猫ヘルペスウイルス1、クラミジアは1年に一回打っていただく混合ワクチンの中に組み込まれています。混合ワクチンを打つことで、仮に体内にウイルス・細菌を保有していても症状を緩和させる効果があるので、1年に1回の予防接種は必ず行っていきたいものですね!
ただし、風邪の様な症状が全て猫風邪ではありませんので、様子がおかしい場合は早めに来院なさってくださいね!
Taichi@U -KYO-Animal Hospital
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師