排尿トラブルがあるコには…
******セミナーのお知らせ*********
 パピー教室:12月7日(土)、13日(金)、21日(土)
 デンタル教室:12月22日(日)
 *******獣医師臨時休診のお知らせ*********
 平野:12月9日(月)pm、14日(土)、17日(火)、
    19日(木)am、21日(土)、22日(日)
 國廣:12月8日(日)
こんばんは。獣医師の三浦です。
 先日、紅葉狩りに行ってきました🍁
 毎年どこに行くかとても迷うのですが、今年は奥嵯峨を選びました。
 
 一番好きなのは祇王寺です。
 ちょうど前日の風が強く葉がたくさん落ちたようで、
 地面も一面染まってとてもキレイでした。
 こんなところがすぐ近くにあるなんて、京都に住む醍醐味ですね☺
さて、今回はWくんのお話です。
 Wくんは椎間板ヘルニアの既往歴があり、
 残念ながら手術後も下半身の麻痺が残っていました。
 それでもリハビリをずっと頑張っていて、自力で歩き続けていました。
 トレッドミルや鍼の様子が何度か公開されているかと思います📷
 しかし年齢と共に筋力が弱ってきて、
 だんだんと転んでしまう事が増えて歩行困難になってきています…。
トレッドミルで歩くことは難しくなってきたので、
自宅での運動をメインに続けてもらっていました。
そんなWくんが最近、突然の元気食欲不振で来院されました😣
 食欲だけは旺盛だったWくんですので、これは一大事です💦
 いつも体温は低めなのですが、39.4度で高熱ぎみでした。
血液検査の結果では、炎症を示す白血球数やCRPが高値を示し、腎数値も上昇しています。
 そして尿検査をしたところ、細菌感染が認められました。
 
 小さな青い点々が、全て細菌です。
 エコー検査では、軽度の前立腺肥大も認められました。
これらの検査を踏まえ、尿路感染症に続発して腎炎や前立腺炎が生じたと考えられます。
 Wくんは排尿はできていたものの、
 自分の意思でしている…というよりは、無意識のうちに漏れてしまっている状態でした。
 そのため、ずっとオムツが欠かせません。
 このように排尿障害がある子は、尿路感染症を度々起こしやすく、
 慢性的な膀胱炎になっていることも多いです。
 膀胱炎で止まればまだ症状は軽度なのですが、炎症が波及すると重症化し命に関わることもあります😣
すぐさま入院し、点滴と抗生物質の投与を開始。
 治療への反応は良好で、熱はすぐに下がり、
 3日ほどでご飯を食べれるようになり退院しました☺
 15歳のWくん、体力がとても心配でしたが、無事に回復してくれて良かったです。
Wくんのように、排尿障害によりオムツや圧迫排尿が必要な子たちには
 定期的な尿検査をお勧めします。
 また、前立腺の疾患は去勢手術により予防効果があります。
 重症化する前に、対策していきましょう!
それでは今日はこの辺で・・・
出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
R.Miura@U-KYO-Animal Hospital
 ⭐︎LINE@はじめました⭐︎
  獣医師の診察スケジュール、フードの日、セミナーのご案内等
     便利でお得な?情報を配信して参ります(^^)v
  フードのご注文も24時間可能です♪
  ID検索【@ukyo-ah】
 ⭐︎インスタ始めました⭐︎ 
 京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
 動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
 JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
  ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定

