最近多いなぁ・・・
12月7日(金)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:12月8日(土)、15日(土)午後、29日(土)午後
百石:12月8日(土)午後、22日(土)午後
廣畑:12月9日(日)
三浦:12月16日(日)
こんばんは、獣医師の國廣です。
紅葉の見頃も終わって、冬をますます実感しますね。
スタッフの中にも紅葉に行ったブログを書いてる人がちらほら。
私も便乗して写真を載せておきます。
写真は永観堂に行った時の1枚です。
自分的にもなかなかいい写真が撮れたかなと思います。笑
他にも南禅寺や貴船神社なんかも行ったりして名所を回りました。
病院から近い広沢池付近にも平安郷という穴場スポットがありました。
春には桜も見れるらしいので、このブログを読んでいただいてる方はぜひ足を運んでみてください。
では今日のお題は、13歳のトイプードルCちゃんのお話。
Cちゃんは今年の10月ごろに口にできものがあるとのことで来院されました。
そのときの写真がこちら。
黒くて大きな塊で、独特な臭いもしていました。
このときには病理検査も含めて手術を薦めましたが、飼い主様は少し考えるとのことで
様子を見ていました。
そしてできものも大きくなり、首のほうには出血があるとのことで再び来院されました。
首のほうの傷は感染を起こしていましたが、その部分にも何かしこりのようなものが触れました。
ここで前回のブログでも登場した「細胞診」を行いました。
すると口のできもの、首のしこりそれぞれ細胞が採取されました。
上の2つの写真を見比べると少し違う細胞のように感じますが、
外注検査の結果どちらも同じ診断結果が返ってきました。
診断は「悪性黒色腫」と呼ばれる悪性の腫瘍でした。右の写真のように黒い顆粒(メラニン)を含む細胞で、別名メラノーマと呼ばれています。
浸潤性や転移性が非常に強い腫瘍の1つです。
抗がん剤の反応も悪く、治療には外科切除や放射線療法が用いられます。
またわんちゃんの口腔内腫瘍の中で最も多い腫瘍となります。
Cちゃんの場合、口のメラノーマは首のリンパ節に転移していました。
骨にまで浸潤している可能性もあり、外科切除を行うならば顎の骨まで取る必要があります。
飼い主さんは年齢や負担を考慮し、積極的な治療は望まれませんでした。
今後二次的な感染が起きた時に、対症療法を行うという方針となりました。
急な事実で飼い主さんも大変ショックを受けていましたが、
獣医療が発達し動物の寿命も伸びることで、腫瘍の発生は以前より多くなっています。
少しでもQOLを維持できるような治療法を今後検討していきたいと思います。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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KUNIHIRO@U-KYO-Animal Hospital
京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定