犬だけじゃない!怖い子宮の病気〜子宮蓄膿症〜
2月6日
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ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんにちは。嵐山院院長の田中です。寒さがピークを迎えていますね。皆さん体調を崩されていませんか?
インフルエンザなども流行っているようですのでどうぞご自愛くださいね。
さて、今日お話する内容は「子宮蓄膿症」についてです。
子宮は普段ばい菌などが悪さをしないように自浄作用が働いています。発情期には妊娠するためにその自浄作用が弱まります。
犬の場合は、発情期が来ると必ず“偽妊娠”を起こします。偽妊娠とは、妊娠していなくても妊娠時と同じように体が変化します。その一つとして、子宮の出入り口を固く閉じます。
そうなる前にばい菌が子宮の中に入ってしまうと、子宮の中でばい菌が増殖し、膿がたまり、子宮蓄膿症を引き起こします。
猫は偽妊娠のようなことは起こりません。そのため理論上は子宮蓄膿症が起こることはないと言われています。ただ、交尾した際にばい菌が子宮の中に入り、子宮蓄膿症になってしまう場合があります。なので、猫は子宮蓄膿症にはならないというのは間違いです。油断は禁物です。
子宮蓄膿症になると、高熱が出て、食欲・元気がなくなります。また、ばい菌の毒素の影響で水をたくさん飲みます。さらに嘔吐や下痢も起こします。
治療の第一選択は子宮・卵巣全摘出です。しかも多くの場合緊急手術が必要となります。
子宮・卵巣を取ってあげれば90%は完治します。術後は入院下での集中治療を行います。
内科治療(お薬での治療)も方法としてはありますが、ほとんどの場合再発するので残念ながら根本的な治療にはなりません。
子宮蓄膿症は放っておくと命を落とす可能性が高い怖い病気です。予防するには避妊手術が有効です。避妊手術をしてあげれば子宮蓄膿症になることはありません。
避妊手術は賛成・反対いろいろな意見がありますが、避妊手術をしたほうが寿命が長いというデータもあります。そういったことも考慮して実施するかどうかよく考えてあげると良いと思います。
迷われている方はお気軽にご相談ください。
嵐山院 院長 田中
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