犬の腫瘍が血液で分かる!?
9月29日(金)
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デンタルセミナー:10月14日(土)、22日(日)
パピーセミナー:10月7日(土)、9日(月)、21日(土)、29日(日)
*****本院からのお知らせ*************
2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんにちは、獣医師の國廣です。
最近夜は涼しくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。
先日は久しぶりに大阪の実家に帰り、愛しのショコラに会えました😍
もうすぐ12歳になりますが、相変わらず元気に玄関まで走ってお迎えをしてくれます。とはいってもシニアになってきているので、今後はより一層健康診断に力を入れていきたいところです。
本日はタイトルの通り、犬の腫瘍が血液で分かる検査が登場しました!
各診察室や待合にも下の画像と同じポスターを貼って案内をしています。
人では腫瘍のマーカーはよく使われていますが、犬でははじめて検査できるようになりました。
癌の種類としては現在5種類で、
・肝臓癌
・口腔内メラノーマ
・悪性リンパ腫
・膀胱移行上皮癌
・肥満細胞種
となっています。
普段から健康診断で血液検査を実施されている方も多いかと思いますが、
そこにこの検査を加えることで、腫瘍の早期発見できる可能性があるということです。
私が最近使用した例は、「肥満細胞腫」と呼ばれる腫瘍の症例です。
この腫瘍は犬の皮膚腫瘍で最も多い悪性腫瘍の1つであり、治療法としては手術が第一選択となっています。
もちろん手術で完全に摘出できれば治療を終えるのですが、
この腫瘍が厄介なところは、リンパ節や肝臓、脾臓などの臓器に転移していても、完全に転移していると診断することが難しいところにあります。
逆を言うと、完全に転移していないと診断することも難しくなります。
そこで私はこの検査を用いて、術後の抗がん剤の使用の必要性や、抗がん剤を使用した場合での治療の経過を判定しています。
もちろん定期的に再発がないかは、身体検査や画像検査なども用いています。
今後獣医療の発展により、新しい検査や治療がどんどんと増えてくると思いますが、常にアップデートしていき、1人でも多くの患者を救っていけたらなと思います。
検査が気になる方はもちろん、気軽な質問でも大丈夫ですので、
ぜひまた診察にいらしてください!
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師