猫にも歯磨き
3月26日(火)
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廣畑:3月27日(水)、28日(木)、29日(金)、30日(土)、31日(日)
こんばんは。獣医師の三浦です。
気が付けば3月も終わり!
フィラリア予防シーズンが始まりますね。
この時期は特に混雑しますので、お待たせしてしまうことも多いかと思います。
待ち時間軽減のために、ホームページトップのネット予約を是非、ご活用ください👆
只今の待ち人数も常に掲載されていますので、空いている時間を狙ってご来院ください。
お勧めは、10時台や18時台などの合間の時間です🙂
さて、最近よく聞かれるのが、「猫にも歯磨きは必要なんですか?」という質問。
答えは、必要なんです!
高齢の猫にとても多いのは、口内炎。
口内炎は、ヒトでも同様ですが、免疫力の低下によって引き起こされます。
歯磨きをせずに歯垢や歯石の溜まった口腔内は、細菌の温床です。
何らかのストレスによりこれらの細菌への抵抗力が弱まり、口内炎などの口腔トラブルを引き起こしやすくなるのです。
猫で原因となりやすいのは、猫エイズや猫白血病ウイルスの感染。
その他に、腎不全による尿毒症、甲状腺機能亢進症、肝機能障害、自己免疫疾患など
様々な疾患がトラブルの元となります。
特に腎不全は、高齢の猫さんがかかりやすい病気です。
いざ、病気になったとき、口の中が歯石たっぷりですと
同時に口内炎が生じてしまい、ただでさえ弱っているのに、
さらに痛みにより食べられなくなってしまいます💦
17歳のHちゃんも、最初は食欲不振で来院されました。
口の中を見ると、歯石が臼歯にこびりついており
粘っとした唾液が多く、口内炎を生じていました。
血液検査では、案の定、腎障害が認められました。
腎臓のケアを始めるとすぐに食べれるようになったのですが、
落ち着いたなと思ったころに、また痛みが生じたのか食べなくなってしまいました😢
Hちゃんの場合は痛みの原因がはっきりと見えていましたので、
二度目に食欲が落ちた時点で、麻酔下でのスケーリング・抜歯処置を試みました。
すると、一番歯石が多い歯はかなりぐらついていて、
歯石を取ると同時に簡単に抜けてしまいました。
歯そのものがなくなると歯垢が溜まりませんので、口腔内環境を保ちやすくなります。
その後、Hちゃんはよく食べてくれています😊
今まで頬を触ると嫌がっていたそうですが、その様子もなくなったようです。
口の中の環境は、生活の質を大きく変えます。
猫も犬と同じく、歯磨きをして、口内炎の予防をしていきましょうね。
歯磨きなんて無理ー!って方、お気持ちよく分かります😣
是非、デンタルセミナーに参加して一から始めてみましょう!
(回し者のような最後ですみません。)
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
R.Miura@U-KYO-Animal Hospital
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定