猫の歯肉口内炎
2月2日(水)
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パピー教室:2月13日(日)、23日(水祝)
デンタルセミナー:2月27日(日)
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10月から”予約優先診察”となっておりますが、
ご予約されていない方でも、診察は可能です。
もし予約が出来なかった場合は、直接ご来院ください。
(*獣医師の指名はできませんのでご了承ください)
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こんばんは、獣医師の二股です。
早いものでもう2月⛄
うちのわんこは寒さで堕落した生活を送りながらも元気に過ごしております🐶
今日は猫の口内炎のお話をしたいと思います🐈
先日来院された猫ちゃん。
食事中口が痛そう、涎が沢山でているとのこと。
猫で口が痛いといって真っ先に思い浮かぶのは口内炎🦷
猫で多い病気のひとつです。
症状は口の痛み、流涎、口臭、悪化すると食欲低下など・・・
今回の猫ちゃんの口の中をのぞくと奥歯である臼歯に重度の歯石が付着、
歯肉、口腔粘膜、舌の奥である舌根部粘膜の腫れ、赤みもみられ、口内炎をおこしていました。
かなり、痛そうです…。
歯周病がすすみ、歯の根元である歯根分岐部の露出も起こっていました。
(臼歯に歯石)
この口内炎ですが、
口の中の細菌やウイルス、免疫学的な異常といった原因がからむやっかいな病気です。
口内炎に対して抗生物質、抗炎症物質といった内科治療で一時的に改善してくれることもありますが、
根本治療は全身麻酔をかけて行う歯石除去や抜歯手術です。
細菌の塊である歯石を除去したり、抜歯を行います。
奥歯をすべて抜く全臼歯抜歯を行った猫ちゃんの約60%で完治したと報告されています。
今回の猫ちゃんも麻酔下で抜歯と歯石除去を行うこととなりました。
歯石除去で大切なのは歯の表面の歯石を落とすことはもちろんですが、
歯周ポケットに溜まった細菌を掻き出すことです。
(抜歯後 口の中がスッキリしました✨)
口内炎は悪化すると痛みで食事も食べれなくなる程です。
細菌の塊である歯石を作らないよう、日頃の歯磨きを頑張りましょう🦷
猫白血病、エイズ感染、腎臓病、その他ウイルス感染といった基礎疾患が原因となっていることもあるため
基礎疾患のチェック、日頃のワクチン接種も大切です。
口が痛そう、口臭、涎が多いという猫ちゃんは食事が食べられなくなる前にご相談ください!
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