猫の肺がんPART2
8月14日(日)
*****セミナーのお知らせ*********
パピー教室:8月20日(土)、21日(日)、27日(土)
シニアセミナー:8月30日(火)
*****本院からのお知らせ*********
5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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OIKE院長 太陽です。
前回のブログでは猫の肺がんについてお話しました。
今月も同様の子が来院し、やはり多いなと、そして早く見つかっていればなと悔しく思っております。
2週間前に呼吸が荒いとかかりつけさんを受診され、胸水貯留と診断された猫ちゃんです。
手の打ちようがないと内服薬を処方され自宅療養されていましたが、苦しそうなのをどうにかしたいと来院されました。
レントゲンでは胸水が大量に認められ、肺を圧迫し今にも呼吸が止まってしまいそうです。
早速緊急処置とし、酸素ガスを吸わせながら胸水を300ml抜去しました。
(今は呼吸も落ち着き、夜も寝てくれるようになったとのことで一安心。。)
胸水を抜去し再度レントゲンを撮影すると、肺に大きな白い影が。この経過と、このレントゲン所見はまず肺がんで間違いなさそうです。
右が胸水抜去前、左が抜去後です。緑矢印で示した白い影が肺がん疑いの塊です。
残念ながら根治ステージではないと判断し、今後は定期的な胸水抜去を含めた緩和治療が主軸となりそうです。
前回からの繰り返しになりますが、初期の肺がんは症状がありません。末期になり胸水が溜まってきてから飼い主様は異変に気付きます。これは犬も猫も同じです。
どうか元気なうちにレントゲン検診を受けさせてあげてください。肺がんは早期発見により根治が期待できます。
個人的には費用対効果でいうと腹部エコー検査>胸部レントゲン検査だと思っています。
腹部エコー検査は習慣化できてきたそこのあなた!次は胸部レントゲン検査も習慣化してください!!
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師