獣医師って・・
3月23日(金)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
院長:3月25日(日)、29日(木)午前、31日(土)午後
百石:3月24日(土)午後
三浦:3月25日(日)
國廣:3月31日(土)
今週もブログ担当が回ってまいりました。
分院長の太陽です。
隔週でのブログ担当ですが、二週間とは短いもので、もう順番が!!とパソコンと向き合っているところです。期日直前まで腰を上げられない、、小学生の頃から成長していない気が。。
さて今回は趣向を変えて獣医師についてお話ししようと思います。
加計学園で脚光を浴びた獣医師ですが、そもそも獣医師とはどんな職業なのかをお話ししようと思います。これは以前中学生に話した内容と同じものですので、簡単すぎるかもしれませんが、入り口としては分かりやすいのではないでしょうか。実際講義に使用したスライドも何枚かお見せしようと思います。(転用で時間の節約をしようなんて考えではありませんよ笑)
(以下スライドを先に見ていただき解説を加える形で進めます)
国家試験に合格した獣医師は人間以外の全ての動物を診療対象とすることができます。
獣医師といえば『犬猫のお医者さん』というイメージが強いかもしれませんが、いわゆる町の動物病院で働いている獣医師はごく一部にすぎません。獣医師とは牛や豚はもちろんのこと、ライオンやキリン、魚に及ぶまで、全ての動物を診療します。蜂も感染症が蔓延すると養蜂産業が衰退してしまう為、これも獣医師が診療しています。実際はこのような犬猫以外の動物と関わる獣医師の方が多いということです。マヌカハニーには獣医師の汗も入っていたわけですね。(品質に影響はありません)
そんな獣医師の目的とは『動物と人への貢献』というものです。
そもそも獣医師とは牛や豚、馬などを治療していました。これは人間にとってなくてはならない食肉(畜産業)の安定した確保や、労働力(物品の運搬)の確保のためであり、間違いなく人間のための獣医療でした。
そこから人間の暮らしが安定して、階級社会になった今、伴侶動物(ペットのこと)という新たなカテゴリーの動物と共存するようになったのです。
この伴侶動物は人間が自分の家族のように大切にする動物のことであり『人間と同様最善の治療を施される命』として扱われています。これを代表する生き物が犬や猫に当たるわけです。この伴侶動物を助けることはその動物自身を救うことであり、その存在が生の拠り所となっている人間を救うことでもあります。まさしく『動物と人への貢献』と言えるでしょう。
動物の命は大きく5種類に分けることができます。我々小動物臨床獣医師は伴侶動物と向き合う仕事をしています。
向き合う動物の種類によってそれぞれ獣医師が働く場所も変わってくるわけです。私たちが当たり前に過ごしている日常は、皆さんがあまり知らない獣医師たちが陰ながら支えることで成り立っているのです。
人間の医師と違い、診療対象とする動物の種類は圧倒的に多いです。そして全科(皮膚、循環器、消化器、呼吸器、腫瘍、神経、泌尿器、整形、眼科、内科、外科、病理、リハビリ・・・・きりがないです)にわたっての知識と技術を全て網羅的に習得しなければいけないのが小動物臨床獣医です。
『そんな大変な職業になぜついたのですか』
という質問が中学生からありました。
科を跨いでもその子をずっと診続けることができるのが臨床獣医師です(人間の場合は違う医師にバトンタッチします)。動物も人間も両方を幸せにできるのが臨床獣医師。これほど幸せな職業はないと思います。
と答えました。
キザですねー笑
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taiyo @U-KYO-Animal Hospital