病院生活もお手の物(^o^)/
6月10日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:6月16日(土)午後、24日(日)、30日(土)午後
百石:6月23日(土)午後
梅雨に入りましたね。
昔からやっぱり雨は好きになれなくて、なんとなく憂鬱になりそうな…
今月末の勉強会の発表に向けて、寝不足が続く毎日です😪
最近のオハナはというと…
ようやくお散歩に慣れてきてくれたようで、一緒に歩くようにまではなってくれました😁
ただ何かの拍子に急ブレーキするので、まだまだ要練習です。
自由に走り回るのが大好きで、広場で放してあげると思いっきり走り回ります。
ただ、走るのもまだまだ下手くそで、足の回転がついていけてないのか、すごく異様な格好で飛びまわるんです。
初めて見たときは笑いがとまりませんでした😆
そんなオハナも愛おしくてたまりませんが😊
まだまだ新しい発見がいっぱいのオハナでした😄
さて、今回は4月から長期入院中の柴犬のMちゃんのお話です。
よく病院のテラスで飼い主さんとお散歩しているのをみかけられた方もいらっしゃるのでは?
Mちゃんはいろんなホルモンの病気で治療中なんです。
一つ目は副腎皮質機能亢進症、別名クッシング症候群ともいいます。
コルチゾールというホルモンが過剰にで過ぎてしまうことで、多飲多尿、多食、腹部膨満、脱毛、筋肉の萎縮、皮膚の菲薄化、パンティングなどの症状を示します。
治療法は、外科的に原因となっている腫大した下垂体あるいは副腎を切除する方法と、内科的に薬を飲むことで過剰なホルモンを抑える方法があります。
Mちゃんは内科療法で、毎日お薬をのんで治療しています。
二つ目は糖尿病です。
インスリンが不足することで高血糖状態が持続し、代謝異常を呈する病気です。
犬の糖尿病にはいろんなタイプがあります。
①インスリンを分泌する膵臓の変性によりインスリン分泌が不足する糖尿病
②家族歴、環境、生活態度が発症因子となる糖尿病(人の糖尿病に近いです)
③膵炎に伴う糖尿病
④クッシング症候群に伴う糖尿病
⑤高エストロゲン血症に伴う糖尿病 …など
症状は多飲多尿、削痩、被毛粗剛、糖尿病性白内障などです。
治療法はインスリンの注射と食事療法です。
Mちゃんの場合はおそらく④番目のクッシング症候群に伴うものになります。
そして三つ目が甲状腺機能低下症です。
名前の通り、代謝をコントロールしている甲状腺ホルモンが低下している病気です。
代謝が落ちてしまっている状態なので、症状としては嗜眠、無気力、肥満、脱毛、悲劇的顔貌などです。
甲状腺ホルモンのお薬をのんで補うことで治療します。
Mちゃんはこのような病態を抱え込んでいるため、毎日たくさんのお薬をのんで療法食を食べるという生活をおくっています。
しかし、全体的にホルモンのバランスが崩れてしまっているため、なかなか状態を安定させることができません。
ただ、入院し始めの頃に比べると、だいぶ元気にはなってくれていてよくお散歩もしてくれています。
どの病気も完治するものではないので、これからもずっと治療が必要です。
Mちゃんの飼い主さまはご高齢のため、なかなかこれだけの治療をお家でされるのは大変ということで、病院でできるかぎりの治療をさせてもらいながらの生活を送っています。
Mちゃんもだいぶ病院には慣れてくれたようですが、飼い主さまがご面会に来られると、やっぱりとっても嬉しそうに尻尾を振って甘えています。
そんな姿を涙を流しながら喜んでいらっしゃる飼い主様の姿をみると、私も胸があつくなります☺
Mちゃん、まだまだこれから😃
一緒に頑張っていこうね!!
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
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