痛々しい!💦猫ちゃんの皮膚病
8月19日(金)
*****セミナーのお知らせ*********
パピー教室:8月27日(土)
シニアセミナー:8月30日(火)
*****本院からのお知らせ*********
5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは!獣医師の細田です!
ジメジメした天気が続いていて、心も体もだる重になりますね😭
晴れ大好きのわりに、雨女の細田は悲しみに暮れています。
猫のアトピー性皮膚炎は、犬と比較して分かっていないことが多い病気です。
なので『アトピー性皮膚炎』と呼ぶことに議論があり
「過敏性皮膚炎」「非ノミ非食事誘発性過敏性皮膚炎」
「猫アトピー様皮膚炎」など様々な呼び方をされています。
一般的に猫のアトピー性皮膚炎の症状として代表的な4つの特徴が知られています。
①自己誘発性対称性脱毛
②顔面、頸部のびらん
③粟粒性皮膚炎
④好酸球性肉芽腫群
痛々しいですよね😭
その他、くしゃみや咳など呼吸器症状が出る猫ちゃんも少なくありません。
中には皮膚症状は全くなく、呼吸器症状のみが生じる猫ちゃんもわずかにいると言われています。
「猫アトピー性皮膚炎」を診断するには,まず皮膚検査や食事変更をして
・外部寄生虫(ノミやダニ等)
・感染症(細菌やカビ等)
・食物アレルギー
等を除外します。
さらに、以下の9項目のうち6項目に合致していると、感度90%、特異度83%で猫のアトピー性皮膚炎と診断できると言われています。
1.初発時から痒みがある
2.以下の皮膚病変が少なくとも2つ以上ある
・自己誘発性対称性脱毛
・頭部・頚部掻把痕
・粟粒性皮膚炎
・好酸球性肉芽腫群
3. 少なくとも2か所以上の皮膚病変がある
4. 主な皮膚病変が粟粒性皮膚炎
5. 好酸球性皮膚炎、左右対称性脱毛、あるいは頭部、顔面、口唇、臀部、
尾部、後肢に非対称性脱毛がある。
6. 腹部に左右対称性脱毛がある。
7. 前肢にびらん、潰瘍がない。
8. 胸部や腋下に皮膚病変がない。
9. 結節や腫瘍がない
以上の様に、
この検査で陽性だったら『アトピー性皮膚炎!!』と言えるような検査はないのです💦
治療は
全身療法
ステロイド剤
免疫抑制剤
抗ヒスタミン剤
等を、症状や本人の性格(薬が飲めるかどうか)に合わせて使用します💊
また、外用薬、スキンケアなど局所療法を併用することもあります🧴
猫ちゃんのアトピー性皮膚炎皮膚炎は基本的に遺伝的なものと考えられているので、
生涯にわたって治療が必要な病気です。
しっかり治療してあげるとみるみるうちに皮膚が綺麗になっていく猫ちゃんを
何匹も見ています!😸
上記の症状で少しでも思い当たるものがあれば、ひどくなってしまう前に
早めにご来院ください。
長くなってしまいましたが、今日はこの辺で・・・
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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師