目が真っ赤(@_@;;)
10月1日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
 それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
 詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
  平野:10月14日(土)・15日(日)・22日(日)・28日(土)午後・29日(日)
  百石:10月7日(土)午後・21日(土)午後
  國廣:10月29日(日)
 もう10月なんですね!あと3ヶ月で今年も終わるのかと思うとなんだかゾッとします😦
 1年て長いようで早いですね💦
愛犬アムロくんも今年の早々に大手術をしましたが、
 今ではおかげさまでそれが嘘のように元気にしてくれています😃
 このままいけばお正月も一緒に迎えれそうかなぁ😊
 アムロくん一緒に頑張ろうね💪
さて、今回は前回から引き続き、眼👁のお勉強です📝
 眼の病気と言ってもたくさんありますが、中でも”眼が赤い”ということで
 来院される方は非常に多いです。
 眼が赤いというのは白目の部分、つまり結膜が充血していることが多いです。
 結膜が充血する原因にはいろいろありますが、
 今回はその一つである緑内障についてお話ししようと思います。
 緑内障は眼房水(眼の中の水)の流出路が障害されることで眼圧が上昇する病気です。
 
 眼圧が上がると充血し、痛みのため眼をしょぼしょぼさせたりします。
 激しい痛みのために元気食欲もなくしてしまう子が多いです。
 また、慢性化すると視力を失ってしまったり、
 ”牛眼”といって眼が巨大化することがあります。
 そこまでいくと残念ながら元には戻りません。
 なので、発症してからすぐに緑内障と診断された場合は
 すぐさま治療を開始する必要があります。
 治療の目的は①視力の維持あるいは回復と②痛みの除去です。
 とにかく眼圧を下げてあげることが大事です。
 その方法は一つは点眼です。
 点眼薬には①防水の産生を抑制するものと②房水の流出を促進するものがあります。
 状態に合わせて選択して使用します。
 それでもすぐに眼圧が下がらない場合は利尿剤を静脈注射します。
 また、こういった内科治療でもよくならない場合は外科治療が必要になってきます。
 眼房水の排出を促進させるために眼にチューブを入れたり(前房シャント術)、
 眼房水の産生を抑制させるためのレーザー治療(毛様体凝固術)を行ったりします。
 また、原因には遺伝性による原発緑内障と他の病気に併発して起こってくる続発緑内障があります。
 遺伝的に好発するといわれている犬種としては柴犬、シーズーがあげられます。
 また、白内障やぶどう膜炎、網膜剥離、水晶体脱臼に続発して起こるものもあります。
 先日、ミニチュアダックスのCちゃんが
 眼が赤くてしょぼしょぼしているということで来院されました。
 いつも元気で食欲旺盛のCちゃんがご飯も食べないというんです。
 さっそく眼の検査をしていくと、眼圧が60 mmhgを越えていました。
 眼圧は正常ではだいたい20 mmhgくらいなので異常に上昇していることがわかりました。
緑内障です!
 そして検査の結果、まだ視力はあるようです。
 さっそく点眼を開始しましたが、反応はイマイチで眼圧はなかなか下がりません。
 何度か点眼しましたが反応がないので、次の手段として利尿剤の注射を行いました。
 すると、なんと眼圧はみるみる下がってくれました。Cちゃん目もぱっちり開いてます!
 Cちゃんは発症してから1日以内に来てくれたのでなんとか視力は保たれました。
 数日以上眼圧が高いままだと視神系がやられてしまって失明してしまいます。
 その後、点眼のみで治療継続中ですが、まだまだ安心はできません。
 これからも一緒に頑張って治療していきましょう!
 ”眼が赤い””しょぼしょぼしている”というのは眼が痛いの信号です!
 おかしいなと思われたらすぐに病院に来てくださいね!!
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
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