胆嚢の病気
3月18日(月)
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2022年5月から夜間診療を平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんにちは!
獣医師の筑紫です😊
今日は胆嚢という臓器に起こる病気の『胆嚢粘液嚢腫』について紹介したいと思います!
そもそも「胆嚢」という臓器は肝臓で作られた胆汁という液体を貯蔵する臓器です。
本来であればサラサラな胆汁がゼリー状になってしまい、胆嚢内に大量に貯留することで胆嚢が拡張してしまう疾患が胆嚢粘液嚢腫です💦
↑が胆嚢の超音波検査画像です。黒色に抜けている円形の組織が正常な胆嚢です。
超音波検査では液体が黒く映るので、胆嚢内にはきれいな胆汁が満たされていることが分かります👏
↑が胆嚢粘液嚢腫と呼ばれる胆嚢です。先ほどの画像とは打って変わり、何となく胆嚢内が粘液で満たされている感じが伝わるかと思います😅
こうなってしまう原因は様々で、胆嚢内の細菌感染、ホルモン性疾患(甲状腺機能低下症や副腎機能亢進症)、高脂血症などの基礎疾患が関係していると言われていますが原因不明のことも多いです😱
胆嚢粘液嚢腫になってしまうと、胆嚢の出口である総胆管が粘液で閉塞したり、胆嚢が拡張を続けて破裂してしまったりします…
そうなってしまうと命の危機にもなり得ます!
なので破裂する前に、予防的な胆嚢摘出といった外科的治療も検討するべき病気なんです🤔
しかし、前もってこの病気を見つけることもなかなか珍しく、多くは嘔吐、元気消失、黄疸といった症状が出てから見つかることが多いです。
特に黄疸という症状は特徴的なので、目や皮膚、粘膜が黄色くなるようなことがあればすぐ連れてきてください!
あとは定期的な健康診断での早期発見も有効なので、ぜひ健康診断もお勧めしていますのでいつでも申し付けください!🙂
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師