舌腫瘍の減容積手術 〜術中写真が出ます〜
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こんにちは。
いきなりですが先日食べたステーキの写真載せときます。(かけてます笑)
リブロース500gになります。この肉肉しい赤身。最高ですね。
見たら食べたくなってくる。。
いきなりステーキおすすめです。
今日はスタッフの青柳さんのワンちゃん、アラタにできた舌腫瘍についてお話しします。
そもそもアラタは3ヶ月前に肝臓に巨大腫瘍があることが発覚しており、残念ながら根治ステージにないことがCTにて診断されていました。
CT撮影時に舌に3センチほどの腫瘍があることも分かりましたが、舌腫瘍根治のために舌全てを切除することは余生のQOLを著しく低下させるだけだということで、分子標的薬の使用のみとし、経過を追っている状況でした。
しかし3ヶ月が経過し舌腫瘍もかなり大きくなり、食べ物を飲み込む事が困難になってきました。
肝臓腫瘍は拡大していますが、本人もまだまだ長生きしてくれそうなので、QOL向上のため舌腫瘍の減容積手術を実施することにしました。
減容積手術とは根治的に腫瘍全てを切除するものとは違い、サイズを小さくすることを目的とした手術です。
アラタの舌腫瘍に対して根治手術を実施する場合、舌を根本から切り落とさなくてはならず、もともと限られた時間しかないアラタにとってそれは好ましい治療とは言えません。
そこで今回は飲み込みやすくなる事を目的とした減容積手術を選択しました。
かなり大きく拡大した腫瘍が舌の根本にあります。
これだと食べ物は食べにくいはずです。
舌は出血しやすい組織なのでレーザーを使い切開していきます。
張り切りすぎて大きく切除してしまうと舌筋がなくなり舌が動かなくなってしまいます。憎き腫瘍ではありますが深追いせずに取れる範囲ギリギリを攻めていきます。
なんとか切除が完了しました。
組織を寄せていき、縫合して手術終了になります。
痛々しい手術ですがなんとか頑張ってくれました。
ほんとよく頑張った。
術後も舌は使えてそうなのでホッと。元気に食べれるようになってくれる事を祈っています。
また舌腫瘍が大きくなっても、何回でも取ってあげるからね。
それはそれでなんか怖いか笑
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
taiyo@U-KYO-Animal Hospital
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
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