血尿の出所は?
9月6日(金)
*******獣医師臨時休診のお知らせ*********
平野:9月8日(日)、16日(月)
三浦:9月18日(水)、22日(日)
*******臨時休診のお知らせ*******
9月20日(金)午後は獣医師セミナー参加のため、休診となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
*******セミナーのお知らせ*********
パピー教室 :9月7日(土)、13日(金)、21日(土)、27日(金)
こんばんは分院長です。
私ごとではありますが先日誕生日を迎えました。
沢山の人からお祝いの言葉を頂き本当に幸せ者だなと改めて実感致しました。
贈り物やケーキをを頂く事もあり、この場を借りて御礼申し上げます。
草津のマダム、無事受け取りましたよ!ありがとうございます!
これからも皆さんの期待を裏切ることのないよう日々精進してまいります。
さて軽く病気の話を。
前回に続き泌尿器のお話です。
今回は3ヶ月続く血尿を主訴に来院された猫のMちゃんのお話です。
おしっこがピンク色で明らかな血尿ですが、Mちゃんの特徴はおしっこの仕方(排尿様式)に全く異常が見られない事です。
つまり頻尿やおしっこが出しづらいなどの症状が見られないのです。ただ尿がピンクなだけ。
ここで少し脱線して言葉の定義のお話をします。
おしっこの出し方に関する異常を排尿障害といい(例えば頻尿や排尿時にいきむなど)、
おしっこ自体に関する異常を排尿異常といいます。(例えば血尿や尿結石)
今回のMちゃんは排尿異常は認められますが、排尿障害は認められないという事です。
ではこの排尿障害の有無は診断の上でどのように役に立つのか。
排尿障害がある場合、その原因は膀胱、尿道、陰茎、膣などの尿排泄部位にある場合が多く、
排尿障害がない場合、その原因は腎臓、尿管にある事が多いのです。
つまり排尿障害が認められないMちゃんの血尿原因はどうやら腎臓か尿管に存在していそうです。
ここででも腹部エコー検査の出番です。
左の腎臓は正常よりも白く写っています。慢性的な腎臓病による腎臓の硬化を疑う所見です。
(実はMちゃんは慢性腎臓病の治療中です)
右の腎臓です。大きく腫大しておりエコーの写り方も白い部分と黒い部分が混じるような汚い見た目をしています。第一に腎臓腫瘍を疑う所見です。(腎臓リンパ腫など)
正常な腎臓と比較するとその違いにお気づき頂けいただけると思います。
どうやら血尿の原因はこの右腎臓にありそうです。
これ以上は画像検査での判断はできないため、何らかの形で腎臓から組織を採取する必要があります。
ここから先の検査は多少本人に負担がかかる検査になるため、オーナー様と相談の上治療方針を慎重に決定していく必要があります。
今日の話はここまでです。
このように色々な情報をもとに病気の原因箇所を特定していくのが獣医師の仕事なんですねー。犬猫は痛いところを自分で話せませんからね、どうぶつだもの みつを
違うか
それでは今日はこの辺で・・・
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
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