足が地に着かない
5月1日(火)
゜゚・*:.。..。.:*・゜GWの診察について*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
嵯峨野分院は祝日休診となりますので、5月3,4,5日は休診とさせていただきます。
本院は年中無休で診察しておりますが、祝日においては午前診察のみとなりますのでご注意ください。
(救急の場合は夕方まで獣医師が待機していますので、お気軽にご連絡ください。)
また分院長の太陽先生は祝日は本院にて診察となりますので、ご理解のほどお願いします。
またGW期間中の出勤獣医師についても変更がございますので、
各獣医師の出勤状況詳細についてはホームページ トップ画面の出勤表をご確認ください。
こんにちは、獣医師の廣畑です。
今回は犬の股関節脱臼についてお話しします。
ある日、飼い主さんに抱っこされている時に
突然大きな鳴き声を上げてから左後肢を挙上してしまう
ワンちゃんが来られました。
診察室でも後肢を地面に着くことはなく、
完全に挙上しているという状況でした。
レントゲン検査を行ったところ、、、
左股関節(写真では右側の股関節)が
脱臼していました。
犬の股関節脱臼が起こる原因としては先天性のもの、後天性のものがあります。
先天性としては股関節形成不全が原因となることが多いです。
これは大型犬で多く見られる傾向があります。
一方で後天性は股関節に外部からの強い衝撃が加わった場合に起こります。
高い所から落下してしまったり、交通事故に遭うなどして起こります。
股関節脱臼を起こせば激しい痛みを伴うため、
びっこを引いたり、後肢を地面に着けないなどが症状としてみられます。
もしこのような症状が見られた場合はすぐに病院に連れて来て下さい。
股関節脱臼の治療方法としては、脱臼した部分をそのまま手で整復する方法(非観血的整復法)
や手術により脱臼を起こさないようにする方法があります。
脱臼を整復できた後は、脱臼再発の予防のために
テーピング処置でしっかり固定します。
この固定は約2週間必要になってきます。
この方法で脱臼が再発するようであれば、
外科手術も考えなければいけません。
股関節脱臼の予防法としては体重管理が挙げられます。
肥満は負担の原因となりますので十分にお気をつけください。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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K.Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER