運が良い!
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廣畑:2月27日(水)
三浦:2月24日(日)
皆さんこんにちは。獣医師の廣畑です。
今回は誤食のワンちゃんのお話をしたいと思います。
お話の主人公はトイ・プードルのFちゃん。
お昼過ぎにスポンジ状のおもちゃを間違って食べてしまったとのこと。
しかし、病院に連れて来られたのが夜7時過ぎ。
一般的にワンちゃんが誤食をしてしまった場合、誤食した物にもよりますが
誤食してから数時間以内であれば催吐処置により吐かせることが可能です。
誤食して時間が経てば経つほつほど吐かせることは困難になってきます。
今回誤食してから約6時間以上が経過していたため、
おもちゃが胃から腸へ流れてしまっている可能性も高く
催吐処置を行ってもおもちゃを吐き出さないことも考えられました。
仮に催吐処置で吐き出さない場合は、内視鏡での摘出を試みるか
胃切開を行うか、便と一緒に出てくるのを待つかのいずれかになります。
催吐処置を行う前にレントゲン検査を行いました。
Fちゃんがおもちゃを食べて以降は何も食べていないとのことですが、
胃の中に何かあるのが確認できました(赤線で囲んだところ)。
これはもしやおもちゃがまだ胃の中にあるのでは!?
と思い、期待を込めて催吐処置をすると
無事吐き出しました!(左)これでもう安心です!
オーナーさんも半ば諦めかけていたため、大変喜んでおられました。
おもちゃが予想以上に大きかったために、ある程度時間が経過しても胃から腸に流れること無く、
ずっと胃の中に留まっており上手く吐き出せたのだと思います。
もう少し小さければ腸に流れてしまい、吐き出せない可能性は大いに有りました。
今回は非常に運がよかったと思います。
飼われている子が誤食してしまった場合は、とりあえず様子を見てみるではなく、
まずは動物病院にご連絡を!!
・。_それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
K.HIROHATA@U-KYO-Animal Hospital
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定