開業して10年が経ちました。
こんばんは、院長です。
ここ最近忙しく、スタッフも増えたことから私のブログ記事を書く時間もめっきり減ってしまいました。
楽しみにしてくださっていた方、申し訳ありません。
ぼちぼち暇を見つけて書いてみるようにしますね。
さて、先日の5月24日をもちまして、右京動物病院も無事に10周年という節目を迎える事ができました。
全ては載せきれませんが、お祝いのお言葉や花など色々とお心遣いいただいた方々に改めて感謝申し上げます。
思い返せば、2012年の5月24日、スタッフ数4名で開業した鳴滝の小さな動物病院。
狭い道のとてもわかりづらい場所にありました。
当初から助けてくれている姉のトリマーたかなさん、太田さん、都さんには感謝しかありません。
この時代を知っている方も少ないかもしれませんが、思い返すと非常に良い思い出です。
現在の旧病院は接骨院になっていますね。
引き続き施設を使ってくださる方がいらっしゃることも感慨深いものがあります。
当初の私は獣医師として経験も技術もまだまだ未熟でした。
学生時代より飼っていた先代犬たちを自分で診てやりたい。
そして生まれ育った地の動物たちを少しでも救いたいという気持ちで開業しました。
イメージは街の小さなかかりつけ医として、のんびりやっていこうと感じです。
目立たない場所の小さな病院でしたが、それでもありがたいことに数年で多くの方がいらっしゃるようになりました。
今と違いそこまでネットも進んでいませんでしたので、ありがたい口コミで来ていただいている患者さんが多かったように感じます。
しかし多くの患者さんに来ていただければ来ていただくほど、自分一人の力ではできないことも多くなりました。
駐車場問題や外まで溢れる患者さんの影響で、ご近所さんからお叱りを受けることも多くなりました。
その折に私を助けに来てくれた初代副院長の百石先生、そしてたまたま現在の本院の地をお譲りいただけた方など多くの助けもあり、拡張移転する運びとなりました。
移転後もさらに多くの患者さんがいらっしゃるようになり、その全てに最高の医療を提供したいという気持ちがどんどん大きくなりました。
それに伴い、スタッフの増員、医療機器の拡充を進めてきました。
私自身の研鑽も含めて、さまざまな場所に勉強に行きました。
もちろん借金の額も気づけば途方のないものになっていました。
正直、小さな病院でのんびりやっている方が体力的にも精神的にも費用的にも安定はしていました。
しかし自分の生まれ育った地である右京区の多くの動物を助けたいという思いは譲れませんでした。
その思いに共感して実弟でもある太陽先生が戻ってきてくれて、分院が開業しました。
今では本院、嵯峨野院、御池院、嵐山院の4つを構えるグループに成長しました。
二次診療施設である京都動物医療センターを含めると、
人数も総勢で50名以上でしょうか。
私の思いに共感してこれだけの仲間が集まったことが非常に嬉しく思います。
若いスタッフばかりなので、まだまだ未熟なところも多いですが、バイタリティや情熱はどこにも負けない自信があります。
本当にみんな、ありがとう。
そして10周年。
この10年で多くの患者さんを診させていただきました。
もちろん助けられなかった命もたくさんあります。
私や当院が嫌になってしまって来られない方もたくさんいらっしゃると思います。
それでも多くの患者様に支えられて、この日が迎えられたことをとても感謝しています。
当院はまだまだ完璧ではありませんが、だからこそ常に成長していきます。
キャッチコピーでもある「動物にも飼い主様にも優しい医療がここにはあります」を目指して努力し続けます。
まだまだ未熟な病院ではありますが、今後とも温かい目で見守っていただけますと幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
P.S.
ここ最近来院された方はご存知かもしれませんが、私事ですが4月末に趣味のバドミントンでアキレス腱を断裂しまして、
手術し入院しておりました。5月中旬より復帰しています。
ご心配おかけして申し訳ありませんでした。
ここ数年は自身の体調も万全とは言えず、老いを感じる今日この頃ですが、初診を忘れず体に気をつけてやっていこうと思います。