下痢に注意!
8月18日(土)
このあいだ、下痢が続いているという子犬さんが来院されました。
いろんな病院を回って何度か診察を受けたそうですが原因が見つからなかったそうです。。
そこで当院で便の細菌検査、寄生虫検査を行ったところ、「ジアルジア」という寄生虫がおなかにいることがわかりました(;´Д`)
この病気は、何らかの過程でジアルジアという寄生虫が動物の口に入ってしまうことで主に下痢を引き起こす犬猫の感染症です。
特に抵抗力のない子犬や子猫にはきつく症状がでることがあります。
この子の場合は軟便程度の症状でしたが、ひどいときには下痢によって脱水症状や発育不良を起こすこともあるため、しっかりと治療してあげないといけない病気です。
また、この病気の怖いところは、人間にも感染するということです!!
ご自宅でお世話をされている飼い主さんやご家族にも十分な注意が必要なんです(`・д・´)
この子のご自宅にはお子様がおられるということで、便の扱いに注意していただき、その後の消毒にも気を配っていただくようお願いしました。
下痢の原因は本当に様々です。
ちょっとしたストレスで一時的に下痢をしているだけ、ということもあれば、このように思わぬ病気が隠れていることもあります。
寄生虫の発見には、糞便を直接顕微鏡で検査する方法が一般的ですが、現在では検査キットで簡単に検出できるものもありますので、下痢の症状が見られたら一度ご相談くださいね(*・ω・)ノ
このほかにもワンちゃん、ねこちゃんから人間にも感染する病気は案外多いんですよΣ(゚д゚;)
当院でも感染症には十分に注意を払い、殺菌消毒を心がけておりますが、
ご家庭用にも消毒薬の販売をしておりますので、気になる方はお声をおかけください☆
shigeko@U-KYO-AnimalHospital