「猫の気持ち」「犬の気持ち」
10月26日(金)
「猫の気持ち」だとか「犬の気持ち」というと
何だか雑誌名を想像しますね
でもここで書きたいのは本当の猫さん犬さんの気持ちのことです
実は
我が家のお近くのお宅の通りに面した窓
この窓辺には出窓があり
その出窓の内側には障子戸があります
その障子の片隅が一カ所だけ糊付けされていないのです
つまりその一角を通れば猫ちゃんはいつでも出窓に出て
好きなだけ外を眺められるのです
もちろん日差しは暖かいのでポッカポッカのお昼寝スペースでした
でした・・・というのは
もうその猫ちゃんは居ないようです
でもその障子はそのまま・・・・
そんなもんですよね
飼い主って「思い出」の処分はなかなか出来ません
この出窓に寝てたなぁ~~~って
[あの子はここが好きだったなぁ~~」って
こういう気遣いが「猫の気持ち」が分かるってことでしょう
[あの子が外を見たいから 障子を空けておいてあげよう」ってね
この画像もそうです
猫ちゃん達が外を観れるよう
簾に穴を空けてくれてるんですね
嬉しい光景です
飼い主さんが「猫の気持ち」を考えてくださってるんだって
思えると嬉しくて感動します
猫の気持ち
犬の気持ち
を考えれば 飼い主として当然やるべきことも決まって来るのですが・・・・
哀しいかな
最近の飼い主さんは「懐具合」の方が気になって
「おいくらですか?」値段ばかりを優先されている方が多いです
フィラリアだって予防すれば罹らない病気なのに
皮膚病だってマメに手入れすれば痒くも痛くもなくなるのに
腫瘍だって早めに治せば生きながらえるのに
お金がかかるから不要です
そう言われる時ほど獣医療従事者として辛いことはありません
飼い主さんには「そうですか」の言葉で
内心では犬や猫に「ごめんな・・・」しか言えません
お願いです
犬猫を家族に迎えるのなら
子供と同じなのだと覚悟してください
心と懐に余裕がなければ無理です
いい加減な気持ちで無責任に飼うのは止めてください
今日は日頃思っていること・真面目な話を本気で書かせてもらいました