半導体レーザーの外科利用 〜低侵襲治療として色々なことに使えます〜
10月31日(月)
・゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
院長:11月3日(木)、13日(日)、20日(日)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
本日はハロウィン当日ですね。
テレビなどの報道によると東京の渋谷では週末になると
仮装した人々が多数集まり一種のお祭りのようになっているようですね。
参加するのはともかく、一度は直接見てみたいものです。
さて今回は症例の紹介になります。
以前にも百石先生より半導体レーザーの紹介がありましたが、
このレーザーはリハビリや疼痛緩和治療以外にも手術などでも使える最新の医療機器です。
こんな可愛らしい色とコンパクトな形ですが、なかなか侮れません。
通常の光とは異なる波長の光線によって、そしてその出力の違いによって様々な治療に応用出来ます。
雑種のワンちゃんの前足に出来てしまった良性腫瘤(いわゆるイボですね。)の摘出に今回は用いました。
通常であれば全身麻酔をかけて、メスで切開して、電気メスなどで止血しながら・・・
という流れになるところです。
しかしこのように有茎性と言ってポロンと落ちそうなデキモノだったので、
今回はあっという間の手術(処置と言っていいでしょうね。)で終了です。
鎮静剤で少し眠くなってもらって局所麻酔を処置部分に施して準備完了です。
あとは少し先端を加工した外科用レーザーでデキモノの根元を切っていきます。
皮膚にテンションをかけてなぞるだけで切れていきますし、まったく出血もありません。
最後に少し縫合をおこなって処置終了です。
もちろん入院なども必要ありませんし、全身麻酔ではないため高齢の子や持病のある子でも安心です。
このように半導体レーザーはちょっとしたイボの摘出などにも非常に適しています。
体中に小さな良性のイボができてしまうような子では、
蒸散という処置で麻酔をかけることなくデキモノを消し去ることも可能です。
人のホクロを取る処置に似ていると言えば想像しやすいでしょうね。
当院では腹腔鏡や内視鏡、レーザーを用いて出来る限り負担の少ない治療(低侵襲医療)に努めています。
治せるのは当たり前・・・
これからは人同様に負担・苦痛の少ない治療を動物達にも受けさせてあげるべきだと思っています。
小さなイボで悩んでいる方はご相談下さい。
またレーザーはその他にも色々と応用出来ますので、気になればご相談頂ければと思います。
院長
それでは今日はこの辺で・・・・
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