エネルギーの源(☆v☆)
12月31日(土)
今年も今日で終わりっ
あっという間の一年でした
3月に今の場所に移転をし、新しくスタッフも増えて、右京動物病院にとっても大きな変化があった年でした。
去年の夏から京都にやって来た私にとっても、たくさんの人たちや動物たちとの出会いがあり、とても充実した毎日を送る事ができました
この仕事をしていると、なんとかしたいのにできない葛藤に悩まされることがたくさんあります
こうしてあげたいのにできない…
考え抜いた結果行った方法でも上手くいかないこともあります
だからこそ治療に耐えて元気になってくれると、心の中でおもいっきりガッツポーズをしたくなります
病気を治すためには私たち獣医師の力だけではうまくいきません。
オーナーさんと力を合わせて初めて動物さんたちは元気になってくれます。
手術後のお迎えを待つ子たちがオーナーさんの顔を見た時の表情といったら…
最高にステキな笑顔をしています
つい最近にもそのような出来事がありました。
12歳、ヨークシャテリアの女の子のAちゃんです。
最近頻尿がひどいということで来院されました。
超音波検査で膀胱内に腫瘍が見つかり、より詳しくみるためにCT検査を行いました。
膀胱から尿道にかけて腫瘍が広がっており、このままだとおしっこがでなくなってしまうという恐ろしい状況でした
そんなわけで、早急に手術を行うことになりました。
年末というのもあって手術の予定も埋まっていたため、夜診察終わり次第の手術になりました。
開腹をして膀胱を露出し、切開します。
その際大事な血管に触らないよう慎重に…
切除していく際には、腎臓から入ってくる尿管の出口を間違って切ってしまわないように注意する必要があります。また取り残しのないようにできるだけマージンを確保するように切除しますが、腫瘍が尿道にまで若干及んでいたため難しい手技になりました。
切除できればあとは膀胱を閉めて、閉腹して手術終了です。
術後しばらくは膀胱から尿道にかけてカテーテルをいれて、オシッコがでるのを確認します。
手術の翌日、オーナーさんが面会に来られました。
それまで術後の痛みもあるせいか伏せて寝ていたAちゃんは、オーナーさんの顔を見るなり立ち上がり、尻尾を振ってお部屋から出して出してと大興奮でした
そんな姿をみることが私たちのエネルギーの源なんだと感じます
それではみなさま、今年一年本当にありがとうございました
これからも家族のようなお付合いを、どうぞよろしくお願いいたします
それでは今日はこの辺で・・・
出来ましたら、拍手をお願いします♪
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER