片方ありません!
2月28日(火)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:3月2日(木)・4日(土)・26日(日)
百石:3月5日(日)・12日(日)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
今日で2月も最後ですね!
少しずつ暖かくなってきていよいよ春到来といった
感じになってきました(^∀^)
寒いことが苦手な私にとっては非常に喜ばしいことです!
さて、去勢していないワンちゃん・ネコちゃんを飼われている方!
ちゃんと睾丸は2つありますか?
突然何を言い出すのかと疑問に思われる方がほとんどだと思いますが、
これは非常に重要なことです!
睾丸は最初から陰嚢(いわゆる袋のこと)にあるのではなく、
最初はお腹の中にあります。
睾丸はワンちゃん・ネコちゃんが生まれてから少しずつ時間をかけて
陰嚢に降りてきます。
ところが、稀に2つある睾丸の片方、あるいは両方が降りてこないことがあります。
これを陰睾と言います。
陰睾になると何が起きるのか、、、
それは、降りてこない睾丸が将来的に腫瘍になる確率が
非常に高くなるのです(((( ;゚д゚)))
将来腫瘍になる可能性が高いということが既に分かっているものを
何もせずに放っておきますか?
去勢手術で睾丸さえ取ってあげればいいので手術自体も
あっという間に終わってしまいます。
去勢手術に抵抗がある方も、愛するワンちゃん・ネコちゃんが
将来腫瘍で苦しむということを無くすためにも、去勢手術というのを
一度十分にご検討頂ければと思います。
ということで、今回は陰睾で去勢手術を受けた柴犬のK君をご紹介します。
K君は生後8ヶ月ですが、右側の睾丸が降りてきていませんでした。
降りてきている左側の睾丸はいつも病院で行っている
去勢手術と同じ方法で取り出しました。
降りてきていない右側の睾丸が陰茎から離れた所にあると
皮膚を切る部位が2ヶ所になる場合もあり、
そうなればK君の身体の負担も増える恐れがあったのですが、
運良く右側の睾丸は陰茎のすぐそばにありましたので、同じ切開創から
取り出すことができました。
下の写真では、小さい方が陰睾であった方の睾丸になります。
大きさが全然違いますね(((( ;゚д゚)))
手術は10分程で終わりました。
これで、将来精巣腫瘍になる可能性はなくなりました!
病院に来るといつも元気で尻尾を振り振りして
甘噛みしてくるK君でしたが、
手術後は少しションボリしていました
病院のことが嫌いになったかな、、、?
心配していましたが、傷口のチェックのため
数日後に再度病院に来た時には
たくさん尻尾を振ってくれていつものK君に戻っていました(´∀`)
これからも元気一杯で、長生きしてね!
それでは今日はこの辺で・・・
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Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
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