真っ赤!
3月14日(火)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:3月26日(日)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
4月まであと2週間!
あと2週間で私が右京動物病院に勤め始めて1年が経ちます。
思い返せばこの1年はあっと言う間でした。
多分来年の今頃も同じことを言っていると思いますが、
皆様どうぞよろしくお願いいたします(´∀`)
さて、今回は嘔吐と下痢を主訴に病院に来たT・プードルのF君のお話です。
F君は朝から食欲と元気が無く、
何回か嘔吐と下痢をしていたということでした。
F君は診察中にも下痢をしたのですが、、、
その下痢は真っ赤な色をしていました
血液検査・エコー検査などの結果から
F君は急性膵炎を発症していることが判明しました。
急性膵炎を発症しやすい犬としては、
・肥満気味の犬
・高脂肪食を食べている犬
・中年齢のテリア犬種
・様々な種類のご飯を食べている犬
などが挙げられます。
症状としては、今回見られた食欲不振・嘔吐・下痢以外にも
・元気消失
・腹痛
・黄疸
などが見られる場合があります。
急性膵炎に特異的な治療というのはありませんが、
輸液などによる早目の治療開始が重症化を防ぐ
鍵となると言われています。
そのため、F君はそのまま入院となりました。
次の日も下痢は続いていたものの、
先程写真でお見せしたような便に血が混じるということは治まりました。
日が経つにつれ食欲も徐々に出てきて、元気も取り戻していったF君。
入院中お母さんがご面会に来られた際には尻尾降り降りで大喜びでした。
約1週間の入院が終わり、元気に帰っていきました(・∀・)
しかし、これからも注意が必要です
なぜならば急性膵炎は寛解後に再発することが多いのです。
再発させないために、低脂肪食による食事管理が重要です。
基本的にはずっと低脂肪食を食べ続けていくことになります。
膵炎は時に膵臓だけではなく全身に影響して
様々な合併症を招く恐れがある怖い病気です(´;ω;`)
今回は早目に治療を開始できたこともあって
そこまでの重症化は見られませんでした。
最初の真っ赤な下痢を見たときは心配しましたが、
元気になってくれて本当によかったです!(o^∇^o)ノ
それでは今日はこの辺で・・・
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Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
動物の総合健康管理施設
右京動物病院 HEALTH CARE CENTER