関節の病気のご飯
3月18日(土)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:3月26日(日)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
こんばんは☆
花粉のシーズンが今年もまたやってきました
日に日に私の鼻がやられていくのを感じながら過ごしています
花粉症とは小学生からのお付合いで、、、
同時に春の訪れも感じるわけですが
早速本題に
今日のご飯のお話は関節の病気での食事管理です
骨と骨が連結して動作の可動にかかわる関節部分の病気には
成長期の発達障害による肘や骨盤の形成不全と、
外傷や疾患が原因となる関節炎に大きく分けられます
◎主な症状
・日常動作(散歩、起き上がる、階段やイスの上り下りなど)が辛そう
・脚を挙げたままにしている
・歩き方が不自然
・跛行する(片脚を引いて歩くこと)
◎主な原因
・遺伝(好発犬種:ゴールデン、バーニーズ、シェルティー、ポメラニアンなど)
・大型犬、超大型犬の成長期の不適切な食事
・ミネラル(カルシウム、リン)、ビタミン(ビタミンA・D) の不足または過剰
・肥満
・運動不足(過剰)
・加齢
◎食事管理のポイント
・正常な骨の形成と発達を促す
①成長期の適切な食事
大型、超大型犬は小型、中型犬に比べ成長期間が長いので、急速な成長は
肥満や骨の形成異常を引き起こします
その子に合ったフードの種類と量を給餌しましょう
②カルシウム、リン、ビタミンA・Dの過剰を避ける
高品質な成長期用フードにはこれらの栄養素が十分に添加されています
サプリメントやこれらの栄養素を多く含むおやつ、食品を与えるのはやめましょう
・適正体重とボディーコンディションの維持
関節にかかる負担を減らします
さらに、余剰な脂肪は炎症性物質を産生し関節炎の症状を悪化させます
食事量の適正化の他にLーカルニチンが脂肪の代謝を促進します
・関節炎の進行の遅延
グルコサミンやコンドロイチン硫酸で関節炎を予防・改善することはできませんが、
進行を遅らせるのに役立ちます
・炎症の軽減
魚油や緑イ貝に多く含まれるオメガ3脂肪酸が炎症を軽減し、関節の健康を維持します
・免疫力をサポート
ビタミンE、C、βーカロテン、ポリフェノールなどの抗酸化成分で
免疫力を保ちます
◎療法食選択の
コツ
適正体重の管理を優先し、その後の管理で関節をサポートする栄養素を
含む総合栄養食または療法食を選択すると良いです
例えば
成長期→犬の大きさに適した成長期用
関節炎(肥満)→減量用
関節炎(適正体重)→体重管理用、関節用、心臓病(初期)用
◎給与方法
通常通りあるいはその他の疾患に合わせて調節しましょう。
ワンポイント
関節にかかる負荷をサポートするためには適正体重を維持する他に『筋肉量』を維持することも大切です
病態に合わせたリハビリ運動が痛みの軽減に役立ちます
様々な種類のご飯がございます
気になる方はスタッフまでお声かけ下さい
それでは今日はこの辺で・・・
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