油断大敵!!
5月16日(火)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
百石:5月27日(土)午後
三浦:5月20日(土)
学会・勉強会等参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
だんだんと気候の良い日が増え、外に出るのが楽しい季節になってきましたね
先日は、今年度初登山!で比叡山に登って参りました
昨年は雨ばっかりで一度も山に行けなかったのですが
今年は最初から良い天気に恵まれ、とても嬉しいです
さて、本日は、どんな子にも起こり得る出来事をご紹介します。
早速ですが、これは何でしょうか?
そして、どこから見つかったものでしょうか?
答えは、おもちゃの欠片。
見つかったのは、ゴールデン・レトリバーのSちゃんのお腹の中です。
Sちゃんは、「何度も吐く」という主訴で来院されました。
血液検査・レントゲン検査で確定診断が出せなかったため
最初は吐き気止めや点滴で様子をみることになりました。
しかし、数日経っても吐き気が治まらず…
内視鏡検査と試験開腹に踏み切ることになりました。
その結果、腸に異物が詰まり、腸閉塞を起こしていることが分かりました。
中央の丸い塊が異物です。
その右側は血流が悪くなり、腸の色が黒っぽく変色しています。
腸を切開し、中に詰まっている物を取り出しました。
出てきたものが、最初の写真のものでした。
腸の状態は変色はしていたものの、血流は残っていたため
異物を取り出し、切開した部分を縫い直すだけで手術は終了しました。
もう少し発見が遅れていた場合、腸が壊死し、
壊死した部分を切除することも必要だったでしょう。
手術後は吐き気も治まり、Sちゃんは元気に退院されました
この「異物の誤食」。
若いときに多い傾向にありますが、高齢でも食べてしまうことはあります。
ウチの子は大丈夫!とは決して思わないでください。
ちょっとした油断が事故を起こしてしまうこともあります。
お家の環境を整えてあげること
壊す可能性のあるおもちゃは十分に注意して遊ばせること
口にくわえたものを放すトレーニングをすること
など、できる限りの対策を行いましょう!
それでも食べてしまったときには、すぐに相談してください。
また、Sちゃんの場合は、最初の来院時から異物の存在を強く疑っていました。
年齢と症状、検査結果からということもありますが、
以前にもおもちゃを食べたことがあると、飼い主様がお話してくださったからです。
その為、治療への反応をみて、次のステップをすぐに提案することができました。
飼い主様と会話のなかで、治療方針が変わってくることも多々あります。
些細なことでも、遠慮なくお伝えいただければ幸いです
それでは今日はこの辺で・・・
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R. Miura@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER