最近はやり(!?)の誤食に要注意!!
5月21日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
百石:5月27日(土)午後
もう5月も後半にさしかかりましたね
4月5月は動物病院にとってはフィラリア検査のため、一年の中で最もバタバタする時期です
長くお待たせしてしまうことが多くなってしまい、大変申し訳ありません
その子その子にあった医療が提供できるよう努めてまいりますので、
どうぞ宜しくお願いいたします
さて、今回は最近やたらと多い、誤食をしてしまった1歳の猫のNちゃんのお話です。
Nちゃんは嘔吐が止まらず、元気も食欲もないとのことで来院されました。
血液検査でも、食べてないせいかかなりの脱水がみられ、ミネラルのバランスもくずれて
しまっていました。
若い猫ちゃんで、急に元気食欲がなくなり吐いている、といった症状を示す原因で多いのが
誤食です。
遊んでいたおもちゃを飲み込んでしまったり、ぶら下がっているヒモ状のものを飲み込んで
しまったり…
若い好奇心旺盛の猫ちゃんたちはとにかく気になるものをすぐに口にしてしまいます
誤食を疑う場合、まず行っていく検査がバリウムの造影検査です。
バリウムを飲んで消化管の流れをみて、どこかで通過障害がないかを確認します。
Nちゃんもさっそくバリウム検査を行いました。
飲んだ直後から時間をおいてレントゲンを撮っていきます。
普通猫ちゃんの場合は1時間もすれば胃から腸へ流れていきます。
それがNちゃんの場合は何時間たってもバリウムが胃から流れきりません。
それに腸のある部位でバリウムの流れが止まっています。
おそらくその部位に異物が詰まり腸が閉塞しているのでしょう。
そこでNちゃん、手術をして異物を取り出すことになりました。
開腹し腸管をだし、閉塞部位を探します。
腸粘膜はかなり炎症しており、腸管の一部は色が変色していました。
おそらく異物が無理に腸管を通過しようとしたためでしょう。
摘出できたらあとは漏れのないようにしっかり腸管を縫合していきます。
閉腹して手術終了です。
術後は2日間絶食絶水をし、3日目から流動食を開始していきます。
誤食をしてしまう子は繰り返すことが非常に多いです。
日頃からおもちゃを口にくわえて遊ぶ子は要注意です
おもちゃ以外にもNちゃんのように、敷いているマットをかじったりとかぶら下がっている
ひもを飲みこんだりとか…知らないうちに飲み込んでしまっていることが非常に多いです。
飲み込んでしまえるようなものは日頃から周りに置かないように徹することが大事です
大切な家族を守れるのは一緒にいる家族しかいません
事故のないようしっかり管理してあげましょう
それでは今日はこの辺で・・・
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
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