入院生活頑張っています
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:7月16日(日)、22日(土)午後、23日(日)、27日(木)午後
百石:7月15日(土)午後、29(土)午後
こんばんは。
蒸し暑い日々が続きますね
ワンちゃんの熱中症の発生件数は、7月がピークだそうです
ご自宅での温度管理やお散歩の時間に注意し、
水分補給をしっかりとしてあげてください
さて、本日はアメリカンショートヘアーのKくんをご紹介します
Kくんは2日間連続して食後に嘔吐し、2日目には食欲低下。
3日目、かかりつけの病院がお休みだったのですが
いつもと様子の違うKくんを心配し、急遽当院へ来られました。
来院されたときのKくんは、ぐったり…という様子ではなく
比較的よく動き、身体検査では大きな異常はありませんでした。
ただ、いつもは食べるのが大好きなのにほとんど食べていないことや
11歳とシニアの年齢であることから
レントゲン検査、血液検査を行うことにしました。
血液検査の結果、尿素窒素・クレアチニンという腎疾患の指標となる数値が
かなり上昇していました。
追加で腹部エコー検査と尿検査を実施し、
他に原因と考えられる疾患が見つからず、腎不全と診断されました。
嘔吐の原因には、様々なものがあります。
猫さんでは、毛玉を吐いたり、食べ過ぎたものを吐いたり、
健康でも嘔吐が見られることがあります。
ワンちゃんでも、空腹時間が長いと胃液を吐いてしまうことがあります。
でも、吐く頻度が増えたり、食欲低下などの他の症状がある場合は要注意です!
一時的な胃腸炎の場合もありますが
異物が詰まっていたり、腫瘍の場合もあります。
また、消化管以外の病気の症状として嘔吐がみられる場合があります。
代表的なものが今回のような腎臓病ですが、副腎皮質機能低下症、
糖尿病なども原因となることがあります。
「最近よく吐いてるな・・・」と思っている方は
ぜひ、健康診断にいらしてくださいね。
さて、腎不全が見つかったKくん。
最初は通院治療をすすめさせて頂きましたが、
初日の治療への反応があまり良くなく
入院での集中的な治療に切り替えることになりました。
猫さんは入院によるストレスだけで食欲不振になることもあるので
入院のご提案は、毎回とても迷います。
ただ、Kくんの場合はそんな心配は不要なようで…
入院室にはすぐに慣れ、半分お腹を見せてくつろいでいます
点滴の入った右手は毛布をふみふみしています
食欲は完全には戻っていませんが、
看護師さんの手から少しずつ食べてくれています
安心しきってくれいてる姿に、こちらも肩をなでおろしました
もう少しで退院予定ですが、まだまだ治療はこれからです。
Kくん、頑張りましょうね!
それでは今日はこの辺で・・・
出来ましたら、拍手をお願いします♪
(拍手も、ランキング参加も、いつも、スタッフ一同の励みになっています(o^∇^o)ノ)
R. Miura@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER