夏に多いワンちゃんの皮膚病
5月17日(日)
*******臨時休診のお知らせ*********
院長(平野)は完全予約制となりますので、ご注意ください。
*******分院臨時休診のお知らせ*******
5月20日(水)は臨時休診となります。
こんにちは!獣医師の田中です。
桜が散って春の終わったなあとその余韻に浸る間もなく、いきなり暑い日が続きますね。🌞
嵐山もすっかり初夏の景色に変わりました。🌳🌳🌳
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、この季節は実はワンちゃんの皮膚病が多い季節なんです!😵
ワンちゃんのかゆい皮膚病の原因は、
・感染症
細菌性皮膚炎(膿皮症)
マラセチア性皮膚炎
毛包虫症
疥癬症
真菌症
・アレルギー性皮膚炎
ノミアレルギー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎
食物アレルギー性皮膚炎
・その他
免疫介在性疾患
腫瘍性疾患
などが挙げられます。これらが全てではありませんが、多くはこの中の病気です。
特に暖かい時期に増えるのが、「細菌性皮膚炎」や「アトピー性皮膚炎」です。🐶
細菌性皮膚炎は、私たちは膿皮症と呼びます。人間の場合は、「飛び火」と呼ばれることもあります。
名前の通り細菌(いわゆるバイ菌)が原因になります。
そのバイ菌は常在菌なので、誰かからうつされたりするものではありません。
常在菌は普段は悪さをせずに皮膚の上に住んでいるものですが、何かしらのきっかけがあると増えてしまい痒みを引き起こします。
そのきっかけの1つが「暑さ」と言われています。😎
ワンちゃんも暑くなると汗をかきます。🐕💦しかし、その汗は人間の汗とは別物なんです。
人間は体温を下げるため水分を多く含んだサラサラの汗をかきます。
それに対して、ワンちゃんの汗はタンパク質や脂質を多く含んだ汗をかきます。
その汗はバイ菌のエサとなってしまい、さらに「ジメジメして暑い」環境はバイ菌が増えやすい条件なので、ワンちゃんは夏に膿皮症になってしまいます。
治療は、バイ菌をやっつける抗生剤と抗菌剤の入ったシャンプーなどで行います。💊
必要であれば保湿剤なども使います。
シャンプーの効果は、飲み薬と同じくらい高いと言われています❗❗
上手に使えばシャンプーだけで治るかもしれませんよ❗❗
🌟薬用のシャンプーを上手に使うコツ🛀✨
① 500円玉ほどのシャンプーをとり、スポンジや泡立てネットなどを使って洗面器に硬い泡を作ります。その時、シャンプーをあまり水で薄めないようにして下さい。
② ワンちゃんの洗いたい部分をお湯で濡らします。このとき使うお湯は30℃〜35℃の温度にしてあげて下さい。あまり暑いお湯で洗うと、余計に痒くなってしまう恐れがあります。😫♨
③ 先ほど作った泡を皮膚に塗り込みます。こすらずに優しく塗り込んであげて下さい。
④ 5~10分つけおきしてください。⏳ その間に消毒成分の効果が発揮されます❗❗
⑤ ヌルヌルが取れるまでお湯でしっかり流してあげて下さい。🚿
⑥ 乾いた清潔なタオルで水分をとります。特に指の間などの隙間はしっかりと水分を取ってあげて下さい。
⑦ 毛の長いワンちゃんは、必要であればドライヤーで乾かしてあげて下さい。その際は冷風で乾かしてあげて下さい。暑い風は皮膚を乾燥させて余計に痒くなってしまうかもしれません。毛足の短いワンちゃんはタオルでよく吹いてあとは自然乾燥でも大丈夫です。
シャンプーは毎日やってもらっても大丈夫ですが、大変だと思います💦
週に2~3回できれば直りは早いと思います。🤗
シャンプーは手間がかかりますが、早く治してあげるためには重要な治療法の1つなので頑張ってみてください❗❗
膿皮症は放っておくと、知らず知らずのあいだに全身へ拡がってしまうこともあるので、少しでも異変を感じたら私たちに教えて下さい!
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