細胞レベルで
7月18日(火)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:7月22日(土)午後、23日(日)、27日(木)午後
百石:7月29(土)午後
三浦:7月30日(日)
皆さんはこの3連休をどのように過ごされたでしょうか?
旅行へ行かれた方、近場で過ごされた方、ずっとお家で過ごされた方
様々いらっしゃると思います。
連休は終わってしまい、暑い毎日が続きますが頑張っていきましょう!!!
さて、今回は先日トリミングに来られてたT・プードルのPちゃんのお話です。
トリミング前にPちゃんの体に何やら硬いものがあることが判明しました。
それも1つではなく、2つ見つかりました
何でしょうか?腫瘍の可能性もあります、、、
このシコリの正体を確かめるために細胞診という検査をさせていただきました。
細胞診とはシコリを針で刺し、シコリを構成している細胞を調べるという検査です。
シコリを針で刺してみると、シコリの中から白い粒々としたものが出てきました(((( ;゚д゚)))
検査の結果、シコリの正体は表皮嚢胞であることが判明しました。
この表皮嚢胞は皮膚の下に袋状のものができて、そこに皮脂や古い角質が溜まってくる
ことによって起こります。
良性の腫瘤ではありますが、そのまま放置しておくと大きくなりすぎて
破裂してしまうこともあります。
もし破裂すると激しい痛みが伴ってきます(´;ω;`)
この病気の治療法としては、皮脂などを溜め込んでいる袋を摘出してしまうことです。
検査が終わり、飼い主の方に話を聞くと、Pちゃんはこれまでにも同じ様なシコリが
何度かできたことがあるという事でした。
今回も悪性のものでは無くて、一安心です。
ただし、次に新しくPちゃんにシコリが出来てしまった場合には
再度細胞診検査が必要になってきます。
それが悪性の腫瘍である可能性があるからです。
このようにシコリが見つかった場合は、早めの細胞診検査をお勧めします。
早期に外科的に摘出することが必要なシコリ、必要の無いシコリがありますので、
細胞診はそれらを見分ける為に非常に有効な検査です!!!
それでは今日はこの辺で・・・
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Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
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