ぺちゃんこの気管!?
6月6日(月)
*****セミナーのお知らせ*********
パピー:6月18日(土)
デンタル:6月12日(日)
シニア:6月28日(火)
*****本院からのお知らせ*********
5月1日より診察時間が変更となります。
詳細はトップページをご覧ください。
5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは、獣医師の細田です!
最近じめじめした嫌な天気が続いていますね☂️
晴れ!!夏!!青空!!が大好きな細田的に、とてもテンションが下がってしまいます。
天気・気温がコロコロ変わる季節は人間と同様、
わんちゃん猫ちゃんも体調を崩しやすいので注意ですね😱
突然ですが皆様のワンちゃんは咳が出たり、ガーガーとガチョウの鳴き声ような大きな咳をしていませんか?
今回ご紹介するのは12歳の雑種の男の子のGちゃん。たまに咳をする、呼吸が荒くなる時があるという症状でご来院されました。
胸のレントゲンを撮影すると、、、🫁
1枚目が正常なレントゲンで、2枚目がGちゃんのレントゲンです。
矢印で示した黒く写っている部分が空気の通り道である気管ですが、
Gちゃんの気管はとても細く扁平化していることがわかると思います😢
『気管虚脱』という、中高齢の小型犬で多く見られる病気です。
気管はホースのように弾力のある管状の形をしています。
気管虚脱とは、この気管を形成する軟骨が、遺伝や炎症など何らかの原因によって緩み、
気管が潰れてしまっている状態です。
気管は皆様ご存知の通り空気の通り道なので、そこが潰れてしまうと呼吸がしづらくなります。
咳が出るタイミングは興奮時、運動時、食事中、首輪による圧迫時等が多いです。
初期の段階は軽い咳だけですが、進行するにつれて「ガーガー!」と強い発作性の咳をするようになります🦢💨
重症例では呼吸困難や高体温が起こり、失神したり、死に至ることもある怖い病気です。
緩んだ軟骨をもとに戻すことはできないため、治療は咳やそれに伴う炎症に対する緩和治療になります。
手術によって気管を広げる外科治療もあるが、治療効果がしっかり確立されておらず、お薬などの内科治療が一般的になります。
しかしお薬だけではなく、太らせすぎないこと、真夏に運動させないこと、
首輪ではなく胴輪して引っ張りすぎないようにすることなど
飼い主様の意識で症状を緩和してあげることはできます!
思い当たる症状がありましたら早めにご来院ください🏥
もちろん咳が出る病気には『気管虚脱』以外にもたくさんあります。
いずれにしても、早期発見早期治療が大切になりますので
気になることがございましたらお気軽にご相談ください🐶
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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HOSODA@U-KYO-Animal Hospital
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師