寒いのは苦手
11月20日(月)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:11月25日(土)午後・30日(木)午後
こんばんは、國廣です。京都に来て初めての冬が近づいております。
話には聞いていましたが、本当に寒いですね、、、😭笑
これからますます寒くなると考えるとゾッとします。
この冬を乗り越えるためにダウンジャケットとこたつを買うことを決心しました!!
なのでまずは貯金をがんばります。応援してください。
先日のお休みに、友人に連れられて人生初の「プロレス」を観に行きました。
老若男女問わず、多くの人が観に来ていました。最近観客も増えてきているみたいです。
なかなかヴァイオレンスで驚きましたが、それよりも会場のアツさと試合の展開にとても興奮しました。
ファンでもないのに、気付けば選手の名前を叫んでいました。笑
次の大会は1月4日に東京で開催されるらしいので、みんなで集まってテレビで見る予定です。
みなさんもぜひ観てみてはいかがでしょうか?😄
さてさて、本日の内容はチワワのRくんについてです。
来院理由は「背中が曲がってきていて、歩きにくそう。」ということでした。
確かに見た目で明らかに背中が曲がっており、腰を触ると少し痛がりました。
他にも両足の膝のお皿の骨(膝蓋骨と言います。)がゆるく亜脱臼を起こしているようでした。
膝に関しては以前から診察で分かっており、飼い主様も手術はせずに経過観察をすることで納得されていました。
早速レントゲン写真を撮ると・・・
第一腰椎と第二腰椎の間隔がせまくなっており、骨の増生が見られました。
これは「変形性関節症」という骨の病気であり、今回は脊椎に起こっているので「変形性脊椎症」と言います。どういう病気かというと、字の通り関節の軟骨が変形したり、それによって関節の構造そのものが変化してしまうものです。
◆原因には①加齢②肥満③その他の骨関節疾患など様々ありますが、今回のRくんは①と③の両方だと考えられます。
◇症状については散歩や運動を嫌がったり、進行するにつれて痛みを伴ったりします。
初期症状として活動性の低下もありますが、老化によるものと勘違いしてしまうことが多いので注意が必要です。
◆治療は原因によっても症状の程度によっても変わってきますが、大きく分けると外科的なものと内科的なものに分けられます。治療の目的としては
①病因を減少させること
②症状の改善・解消
③病気の進行を遅らせること
になります。これらの方針に沿ってこの病気を効果的に管理するための治療手段を考慮する必要があります。
今回のRくんの飼い主様は手術は考えておらず、痛みの軽減と病気の進行を抑えることを希望されました。
痛みの軽減には従来NSAIDsと呼ばれる非ステロイドを処方することがメジャーでしたが、最近新しい機序で痛みを軽減するものが出てきました。
その名も「カルトロフェン・ベット」という注射液です!この注射の有効成分には「ポリ硫酸ペントサンナトリウム」という、傷害を受けた関節軟骨の保護とその回復を助け、痛みを改善する効果があります。従来のNSAIDsと違って、痛みを取るだけでなく軟骨自体に効果があるのが特徴となっています。
週1回の注射を計4回使用するもので、飼い主様やわんちゃんにとっても負担の少ない治療となっています。実際にRくんも徐々にではありますが、痛みは軽減されてきているようです。
今後はサプリメントや療法食などでの維持療法を検討しています。
年齢を重ねると手術に抵抗のある飼い主様が多いのが現状です。そういった中で、目標を決めて負担の少ない治療を提案することも獣医師の役割だと思います。どんな些細な事でも気軽に相談していただきたいと思います。
それでは今日はこの辺で・・・
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