ウサギでは多いです
2月20日(火)
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それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
院長:2月25日(日)
百石:2月24日(土)午後
廣畑:2月24日(土)
こんばんは、獣医師の廣畑です。
今回はウサギの消化器疾患の中でも特に多い
毛球症についてお話ししたいと思います。
毛球症は消化管の鬱滞により起こります。
消化管の鬱滞が起こると、食欲の低下や便量の減少
などが見られます。
鬱滞が長期間続けばやがて元気がなくなり、最悪の場合死に至ります。
ウサギは犬や猫以上に消化管の正常な運動は重要になります。
消化管の鬱滞を引き起こす原因としては、
日々の生活でのストレス、不適切な食餌、歯科疾患など
が挙げられます。
ウサギの消化管内では非常に沢山の腸内細菌が生息しています。
それらは常に発酵を行い栄養に富んだ盲腸便を作っています。
ウサギはこの盲腸便を食べることで、栄養の摂取効率を上げているのです。
鬱滞が起こると、腸内細管のバランスが崩れてしまいます。
そうなれば栄養に富んだ盲腸便を作れなくなり、
重篤な栄養失調やビタミン欠乏に陥ります。
また、消化管内に多量のガスが溜まってしまう危険性も出てきます。
上の写真では黄色の線で囲んだ所が
胃と腸になりますが、ここに内容物とガスが溜まっています。
これが確認されれば毛球症の可能性が非常に高いです。
万が一、消化管が鬱滞してしまった場合ウサギはどのような行動を取るのかというと、
立つ座るという動作を頻繁に繰り返したり、お腹を抱え込むようにうずくまり
なかなか動こうとしない
などです。
このような動作が見られれば要注意!!
ただし、ウサギには痛みを隠そうとする習性もあるため
分からないことも多いです。
その他に鬱滞を疑う初見としては、
①糞便の量がいつもより少ない
②糞便の大きさがいつもより小さい
③元気食欲がない
などです。
これらの症状が見られた場合はウサギにとって
命に関わる危険性がありますので、早めに御来院下さい。
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K.Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
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