認定医取得について
11月11日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:11月13日(火)、17日(土)午後、18日(日)、27日(火)
百石:11月23日(金)、24日(土)午後
國廣:11月17日(土)
こんばんは、院長です。
昨日の話ですが、9月に当院で手術を実施したダックスフンドの男の子が当院に顔を見せに来てくれました。
手術の時は脊髄軟化症という診断がくだり、命もギリギリの状態でしたがなんとか乗り越えてくれた子です。
兵庫県の先生からの紹介でしたが、その先生の適切な紹介がなければ危なかったでしょう。
前足の筋肉もかなりついて前足だけでもしっかりと歩く姿を見れてとても嬉しかったです。
このように当院を退院していった子達が元気な姿を見せてくれるは正に獣医冥利に尽きると思います。
ヤル気をいただけました。
そし本日のお話は認定医のお話です。
毎年8月に日本動物病院協会による認定試験が実施されます。
昨年にはその試験にて総合臨床医という資格認定をいただきました。
総合臨床医とは何ぞやって感じですが、
「獣医療のスタンダードを理解しているジェネラリスト」というようです。
詳しくは日本動物病院協会のリンクをご覧ください。
確かに多くの獣医師はどんな診察もしなければいけません。
皮膚科、眼科、歯科、循環器科、消化器科、泌尿器科、、、
これらの知識を満遍なく習得するのは大変で経験と努力が必要です。
これに合格することで、今まで自分が頑張って来たことを認めていただけて光栄でした。
京都内でこの資格を所有しているのは、まだ私一人のようです。
全国でもまだ94名と少ないですが、世の中にはジェネラリストを目指す獣医師がほとんどのため
今後は少しづつ増えていくでしょう。
おそらく獣医師として一人前という登竜門のような形になるんではないでしょうか。
これから当院若手の獣医師も勉強に励み、ぜひ取得してほしい資格の一つです。
そして今年いただいたのが外科認定医という資格です。
外科認定医とは何ぞやってことですが、
「専門知識と広範な一般臨床知識を備えた獣医師」というようです。
これは正直・・・とても取得が大変でした。
全国でも34名と非常に数は少ないです。。。
資格取得を目指し4年前より準備していました。
外科症例の学会発表や論文発表の実績に加えて、臨床経験数・経歴や
年に数回実施される外国人講師による外科講義を全て受講する必要があります。
それらを経て、ようやく受験資格を得られるのですが、その後の試験では筆記試験・面接試験があります。
筆記試験の範囲も外科全般ということで膨大な量の知識を毎日勉強して詰め込みました。
受験勉強・国家試験勉強に次いで久々に頭をフルに使う必要がありました、正直しんどかったですね(笑)
試験当日は朝から東京に向かい、他府県の知り合いの獣医さんも受験会場にいてホッとしたのを覚えています。
緊張の中でしたが、何とか筆記試験を乗り越えた記憶があります。
最後の面接試験では、某有名国立大学の外科教授が担当面接官でした。
なかなかのプレッシャーでした。もうこの時は何を話したか覚えていません(笑)
しかし出せるものは出し切ったと思うので、あとは結果を待つだけです。
そして1ヶ月後くらいに、合格という結果をいただきました。
胸を撫でおろしました。
何よりも今まで私を指導してくださった外科の師匠やスタッフ、患者さんに感謝です。
みなさん、ありがとうございました。
こうして当面の目標であった「外科認定医・総合臨床医」という二つの資格をこれで取得することができました。
資格を得たから私の手術が変わるかどうかと言われればそういうものでもないですが、
京都での「外科医・総合臨床医」のダブルホルダーは現在私一人だけでもあるため
この資格に値する治療を提供しなければならないという大きな責任は生じます。
今でも私の手術を求めて多くご来院される患者さんがいらっしゃいますが、
今後はさらに増えると考えられます。
緊急手術や出張手術などが重なった際は外来に出れず大変申し訳ありませんが
手術室で命と向き合って頑張っていますので、ご容赦いただければと思います。
この記事の当初に紹介したダックスの子のように、少しでも多くの命をこの手で助けられるように頑張ってまいります。
これからもこの資格に恥じることのない獣医療を提供できるように精進していきますので
何卒よろしくお願いします。
院長
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
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