今までありがとう、ヴィヴィちゃん。
3月29日(火)
久々の投稿となり申し訳ありません
今回は私的な内容です
新病院を迎えて初めての年度末
4月からスタッフも増えて一層皆で力を合わせて頑張ろうと思っていた頃です
愛犬ヴィヴィ、その短い生涯の幕が閉じました
秋頃より体調をずっと崩していました
もともと関節リウマチ、肝機能低下、胆泥症、膵炎、慢性腎不全 、白内障、甲状腺機能低下症、脳萎縮・・・
さまざまな病気を持っていました
毎日の内服薬もゆうに10種類以上
毎日の皮下点滴も1ヶ月以上
最後の数ヶ月は家族もわからず、目も見えず・・・
それでも生きていて欲しいと毎日毎日処置をおこないました
もちろん旅行にも行けませんし、夜中も数時間おきに起きて毎日寝不足・・・
本人は何もわかっていません
それでも生きて傍にいてくれさえすれば、と願い続けていました
病院が春になると忙しさがピークを迎えるから?
これ以上家族に負担をかけさせたくないから?
3月29日14時29分に その息を 引き取りました
亡くなる三日前のヴィヴィちゃんとの最後の2ショットです
夜中、スタッフのいないところで泣きました
もっと長生きさせてやれなかった自分を恨みました
助けられなかったことを後悔しました
愛犬をなくすのは3度目ですが、やはり辛いものは辛いですね
慣れません
ヴィヴィは私にとって1番の患者でした
カルテ番号も1番、カルテの厚さも1番
この子を助けるためならと病気がちな子でしたから頑張ってきました
ヴィヴィは今までありがとうと言ってくれているかもしれません
それでもまだまだ悔やむ気持ちからは抜け出せそうにありませんが
「ヴィヴィちゃん、今までありがとう」
その気持ちは本当で、愛犬にはとても感謝しています
この子がいたから、自分は獣医になれた
この子がいたから、自分の手で愛犬を治したいと思えた
この子がいたから、たくさん勉強して知識も技術も増えた
この子がいたから、病院も大きくなった
今でも、スタッフルームでヴィヴィちゃんがいつも通り寝ているような気がしてなりません
ふとした瞬間にヴィヴィちゃんを探してしまいます
それでも毎日はやってきて時間は過ぎ去っていきます
こうやってブログの記事にできるくらいの余裕も生まれました
でも一生忘れません
毎日のヴィヴィちゃんとの日々を大事に日々生きていきます
ペットロスは難しい問題です
もちろん獣医さんなので多くの動物の死に直面します
それでも死は怖くてとても悲しいものです
そして前に進まなければいけません
いつか頑張った暁には虹の橋で会えると信じて・・・
獣医師として一飼い主として
愛犬に学ばせてもらったことを糧に
これからも心ある診療を心がけていきたいと思います
「社員旅行一緒に行けてよかったね
新しい病院にも出勤できてよかったね
今まで本当にありがとう、ヴィヴィちゃん
そしてごめんね
皆でまた一緒に遊ぼうね
ずっとずっと大好きだよ」
仕事そしている私の足下までやってきて
膝の上に乗せてもらって甘えている写真です
お気に入りの1枚でずっと携帯の待ち受け画面です
それでは今日はこの辺で・・・・
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