救命救急
12月23日(日)
*******年末年始の診療について*********
12月31日~1月3日も診療しておりますが、
救急・予約対応の午前診察のみとなります。
来院される場合は事前にお電話ください。
(フード・お薬飲みの受け渡しも上記期間はご遠慮ください。)
31日(月) | 1日(火) | 2日(水) | 3日(木) |
太陽・國廣 | 院長・廣畑 | 三浦 | 百石 |
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:12月29日(土)午後
百石:12月22日(土)午後
三浦:12月30日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜セミナーのお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
パピー教室:12月22日(土)
1月5日(土)座学、11日(金)、19日(土)、25日(金)
今年もあと1週間ほどで終わりますね!
大掃除は終わられましたか?
病院ではスタッフみんなで分担して、合間合間にせっせとお掃除をする日々を送っております😁
なかなか終わらないのが現状ですね😅
新しい年を気持ちよく始めるためにも、今年のものは今年のうちにお片づけしたいものですね!
ラストスパート頑張りましょう💪
さて、今回は先日あるセミナーで学んできました”救命救急”について少しお話しようと思います。
いわゆる、みなさんご存知の”コードブルー”のような状況です。
急に倒れ込んでしまって立ち上がれなくなった子が来院した場合、まずするのはバイタルチェック!
つまり、心拍数、心音を確認、口腔粘膜の色を確認、意識レベルを確認します。
ショック状態であることが確認されれば、次にエコーをあてます。
エコーといっても普段お腹の中や心臓の動きを精査するための検査とは違います。
とにかく命に関わる状態がないかどうかを確認するためのエコー検査、FASTです。
かかる時間は5分足らずです。
チェック場所はまずは心臓、そしてお腹の4箇所にエコーをあてます。
ショックを引き起こす病態には大量出血、心不全、心タンポナーデ、胃捻転症候群、アナフィラキシーなどなどがあります。
FASTをすることでどのタイプなのかを早急に診断することが出来ます。
わかればすぐさま原因疾患に対しての治療を開始します。
1分1秒を争う救命救急には欠かせない大事な検査なんです。
そんなセミナーを受けた翌日、散歩中に急に倒れたというゴールデンレトリーバーが来院しました💦
さっそくバイタルチェックです!
聴診器を当てると心音が聴き取りにくいように感じました。
意識レベルは正常でしたが、口腔粘膜の色はやや蒼白で、呼吸はやや荒めでした。
これは怪しい!
さっそくFASTを実施しました。
すると、心タンポナーデと胸水の貯留が確認されました。
心タンポナーデとは心臓と心臓の膜の間に水が溜まってしまう病態で、心臓が圧迫されて動きが鈍くなってしまいます。
一時的に虚血状態になり、失神することがあります。
とにかく早急に水を抜かなければなりません。
十分に酸素化させて、エコー下で慎重に針で穿刺して吸引します。
大量の液体が抜けた後は呼吸も落ち着き、一命は取りとめました。
翌日、原因追求のためCT検査を行いましたが、明らかな腫瘤などは確認されませんでした。
したがって、こういった状態を繰り返す場合は、心膜を切除する手術をし、その際に直接病変を見にいく必要があります。
今のところそれ以降は状態は落ち着いていて、元気に過ごしてくれているようです。
獣医療では一般的には救命救急医などのような分類はありません。
患者が緊急状態で来院した場合にはどの獣医師もが対応する必要があります。
そのためには必要な知識を身につけておかなければなりません。
日々学ぶ毎日です!
ただ、そんな事態にならないことがやはりなによりも一番大切です!
日頃からの健康診断を行いましょう!
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
⭐︎インスタ始めました⭐︎
京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定