早めの避妊手術をお勧めします
8月21日(日)
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
院長:8月30日(火)、9月1日(水)、8日(木)、24日(土)、25日(日)
百石:9月22日(木)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
お盆も過ぎましたが、まだまだ暑さが続きますね。
来院される症例も熱中症や消化器病、皮膚病などが多いです。
ちょうど本日でスタッフ犬・小豆の死から一ヶ月が経ちました。
辛いものは辛いですが、多くの方にお悔やみの言葉をいただき、
応援していただけて、何とか前を向いて頑張れています。
そして時間が少しずつではありますが、寂しさを消していってくれています。
皆様、ありがとうございます。
さて最近では上記のような夏に多い病気以外に「腫瘍・癌」の子が非常に多く感じます。
獣医療は昔と比べて進歩し、犬猫でも高齢化が進んでいます。
そして人間同様に死因の第一位は「腫瘍・癌」です。
そんな怖い癌ですが、その中で一番発生率の高いもの・・・それは乳癌です。
当院でも毎月多くの乳癌摘出術が行われます。
多くはこのように小型の乳癌に健診時などに気付かれて手術するケースが多いです。
小さい腫瘍の場合は傷口も比較的小さくて済みますが、
何箇所もできている場合には傷口が多くなりますね。
しかし・・・
それでも放っておくと・・・
ここまで大きく腫瘍は拡大してしまいます。
こうなると痛みや浮腫、自壊といった危険性が多く出てきます。
もちろん転移などのリスクも高まります。
このようなケースでは片側の乳腺を全て切除する必要が出てきてしまいます。
以下は手術中の写真になるので苦手な方は気を付けてください。
腫瘍はかなり大きく下の組織とも固着しているため
丁寧な剥離が必要となります。
一部筋膜や筋肉を切除することにもなるので、痛みも大きくなってしまいます。
手術後の写真も痛々しいですね。
しかしこれで本人も楽に歩けるようになり、痛みともバイバイできてこれからは楽に暮らしていけそうです。
もちろん再発や転移の可能性は今後もあるため要注意が必要です。
こんな怖い乳腺腫瘍ですが唯一、避妊手術で予防することができます。
3回目の生理が終わるまでに避妊手術をおこなうと
9割近くの乳腺腫瘍は予防できるといわれています。
乳癌の手術を受けられた方は皆さん、早めに避妊手術をしておけば良かったと後悔されています。
子供を産ませないと決めているのであれば、早めの避妊手術はやはり重要ですね。
当院では避妊手術は全て日帰りですし、多くの子が次の日からはとても元気にしてくれています。
カラーの苦手な子は術後服もあります。
さらに腹腔鏡手術の導入により、さらに負担は少なくなっています。
避妊手術はした方がいいと思っているけど、
身体への負担や術後が心配という方は当院までご相談ください。
癌になってからでは・・・可哀想です。。。
院長
それでは今日はこの辺で・・・・
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