犬猫の感染症学③
9月6日(火)
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
院長:8日(木)、24日(土)、25日(日)
百石:9月22日(木)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
今回は犬ジステンパーについてご紹介していきます!
犬ジステンパーはジステンパーウイルス感染による
犬の代表的な感染症の1つです。
ジステンパーウイルスはニホンオオカミが絶滅した
一因になったとも言われている恐ろしいウイルスなのです(; ̄Д ̄)
この病気は1950年代にワクチンが開発されたことによって、
世界的に発生は減少していきました(*´Д`*)
しかし、1980年代後半から世界各地で散発的に流行するようになりましたΣ(´д`;)
日本でも稀に流行が認められていますΣ(゚д゚;)
ウイルスは鼻汁、唾液、血液、尿に排出されます。
そのため、非感染犬は感染した犬との直接的な接触や排出物との接触、
飛沫の吸入によって感染してしまいます
ウイルス感染による症状が現れるまでの潜伏期間は
1週間以内から4週間以上とされています。
また、感染したからといって臨床症状を示さない場合もあるのですが、
非常に重篤な症状を示すこともあるので安心できません(;´Д`)
発症した場合には呼吸器症状、消化器症状、神経症状を示します。
感染後数日から1週間後に発熱がみられ、鼻汁の排出、、結膜炎なども
起こります。
続いて、咳・くしゃみなどの呼吸器症状や嘔吐・下痢などの消化器症状が見られます。
この時に新たに細菌感染を起こすことによって症状はより重篤化していき、
肺炎などを引き起こすこともあります。(; ̄Д ̄)
犬ジステンパーで怖いのは神経症状を示すときです(((( ;゚д゚)))
ウイルスが脳内にまで侵入し、ジステンパー脳炎を引き起こします。
それによって、痙攣発作・震えなどの神経症状が現れるのです
脳神経症状を呈した場合には予後は不良とされており、
痙攣発作などの後遺症が残ることが多いです。
ジステンパーウイルスに対して注意して頂きたい動物としては
実は犬だけではないのです。
犬以外に注意して頂きたい動物、それはフェレットです!!!
フェレットはジステンパーウイルスに対する感受性が高い、
つまりウイルスに感染しやすいという特徴があります
ジステンパーに対する有効な治療法というのは今現在ありません(´;ω;`)
二次感染によるさらなる症状の悪化を防ぐための抗生剤の投与と
対症療法くらいしかできることはありません(/TДT)/
ジステンパーウイルスに感染しないようにするための有効な手段があります!
それは、、、、
ワクチンです!
このウイルスはワクチンで予防できるので、ワクチンを打っていないという方は
早めにワクチンを打ちましょう!!(^∀^)
それでは今日はこの辺で・・・
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