手術でバタバタ・・・からのご褒美。
11月13日(日)
・゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
院長:11月13(日)、20(日)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
本日はお休みを頂戴しまして申し訳ありませんでした。
来週の日曜日も院長は休診となりますので、ご注意お願います。
どちらとも早朝から大阪の方まで心臓外科手術の出張ですので、
ハードな一日ですが獣医療向上のため頑張ってきます。
さてさて
皆さんもご存知かもしれませんが、
当院の診察時間は午前が9時〜12時、午後が17時〜20時となっております。
では間のお昼には何をしているのか。
実は休憩を長時間取っているわけではなく、手術や検査の時間となっています。
もちろんお昼休憩を1時間ほど取れる日もあるのですが、
多くはバタバタした状況で昼食を口に入れるような忙しさです。
先日はなかなかハードな一日でした。
少し私の一日の流れを書いてみましょう。
朝から入院の処置がスタートして午前診察の開始。
午前診察の終わりに救急疾患が来院し、急遽手術予定を追加。
まずは子宮蓄膿症の手術。
今にも張り裂けんばかりの子宮を傷つけないようにそっと摘出します。
高齢の子のため麻酔管理に注意しながら最速の手術で終了。
即座に手を洗いなおして、手術服を着替えて、次の手術です。
次は前十字靱帯を断裂した膝蓋骨脱臼の手術です。
よく見るとピンセットの先に千切れてしまった靱帯が見えると思います。
これが切れると足を挙上してうまいこと歩けません。
膝のお皿も脱臼するため、合わせて治療していきます。
そんなこんなの手術中に院長の予約診察の希望の電話が鳴りました。
手術中で対応できないため、午後一番に来てもらうよう お願いして手術続行です。
なんとか手術を終了したのが16時47分。
手術服を着替える間もなく午後の診察を開始します。
ようやく夜の診察が終わった後は、入院の子達の夜の処置を始めます。
普段であればそれで終了となるのですが・・・
その日は椎間板ヘルニアの緊急手術が待ち受けていました。
栄養ドリンクを一本グッと飲んでからスタートです。
脊髄を圧迫していた椎間板物質を除去します。
神経を傷つけないように細心の注意を払っています。
これでようやく手術が全て終了。
日が変わっていましたが、最後の最後に事務仕事が待っています・・・
事務の方が常勤しているわけではないので、パソコンに向かって作業を進めます。
後片付けを終えたスタッフ達と夜食を食べて、寝支度を整えてベッドに潜ります。
しかし入院の子達の見回りがあるため、数時間おきに目覚ましアラームをセットして・・・
そして翌朝の業務開始。
かなりハードな一日でした。
さすがに飼い主さんに「先生、顔色悪いけど大丈夫?」と心配されてしまいました。
ご心配をお掛けしてすみません・・・
正直しんどいですよね。
でも何でこの仕事を続けられるのか?
「純粋に動物が好きで助けたいから。」
それがなければこの仕事は続けられないでしょう。
世の中には悪徳獣医などもいるようですが、多くの先生はそうではないと思います。
当院の百石先生や廣畑先生もハードな仕事を笑顔で頑張ってこなしてくれています。
ただただ、動物の命を救い、飼い主さんがと幸せそうにしているのを見たいです。
そしてそんな瞬間を見れた時は私たちも幸せになります。
その日は疲れた私の心を一匹の子猫が癒してくれました。
運ばれてきた時は33度の低体温と低血糖とショックで意識もない瀕死状況でしたが
治療の甲斐あって元気になってきてくれた子猫ちゃんです。
夜遅くに起こしちゃって悪いけど。。。
そっと入院室の扉をあけると寄ってきてくれます。
夜中の見回りで逆に元気をもらってしまいました。
重篤な子が元気になって癒しをくれる。
これが私にとっての最高の「ご褒美」ですね。
これがあればずっと走りつづけられるでしょう。
これからもスタッフ一同頑張りつづけます。
いつまでも皆様に頼っていただけるような獣医師でいたいと思います。
院長
それでは今日はこの辺で・・・・
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右京動物病院 HEALTH CARE CENTER