角膜潰瘍が治らない・・・part2
4月26日(金)
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こんばんは、獣医師の國廣です。
前回のブログで、季節の変わり目には体調に気をつけてください。と言っておきながら
私自身が風邪を引いてしまいました。。泣
元々体は丈夫なはずなんですが、予防の時期の多忙さに少しやられたのかな?
スタッフの皆さんにもご迷惑をお掛けしていました。
今はもうすっかり良くなっているので、これからもバリバリ頑張っていきたいと思います!!
先日は月1回の眼科研修に行ってまいりました。
2次施設だけあって、たくさんの患者さんが来院され、特殊な病気も多くなっています。
前回のブログで角膜上皮びらんが治らない子の治療法として
「角膜格子状切開術」をご紹介しましたが、
今回は
①侵襲性も低く
②簡易にできる
方法を学んできたので、ご紹介します。
それは「ポリッシングバー」と呼ばれる機械を用いて、
角膜上皮を研磨し、剥がしていく方法です。
写真のように丁寧に上皮を剥がしていきます。
今回は鎮静麻酔をかけて行っていましたが、
おとなしい子であれば、局所麻酔だけ行って診察時間中にやってしまうことも
あるようです。
この後は前回同様、動物用のコンタクトレンズをはめて
角膜を十分に保護していきます。
この「研磨法」で角膜上皮びらんの7割近くが完治するのですが、
残り3割の完治しなかった子に関しては、「角膜格子状切開術」を必要とします。
自分でコンタクトを外さないように、エリザベスカラーの着用は必須です!
後は抗生剤や角膜保護の点眼を行い、治療の経過を追っていきます。
今回も細かい眼科手技をはじめ、多くのことを学びましたが、
知れば知るほど眼科の世界の奥深さに引き込まれていきます。
近々眼科学会にも参加させていただくので、より知識をつけて診察に活かしていきたいと思います。
おまけ
3月15日のブログでも登場したTくん。
なんとなんと、Tくんに車椅子ができましたー!!!
猫ちゃんは車椅子に慣れるまで時間がかかると聞いていましたが、
Tくんは若さもあってか、待合室を1人でずんずん進んでいきました。
自分の思い通りに体が動き、満足そうでした。
それでは今日はこの辺で・・・
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
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