天国へ☆
6月9日(日)
*******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:6月8日(土)、15日(土)、21日(金)、29日(土)
デンタル教室:6月16日(日)
*******獣医師臨時休診のお知らせ*********
平野:6月29日(土)
毎日暑いじめじめした日が続きますね😵
朝起きてカラッと晴れている日は決まって朝ランをするんですが、雨だったり曇っている日はなかなか気が乗りません🙁
なので梅雨の時期は運動不足になりがちです😑
そんな日は家の中で筋トレなんかして…💪💦(笑)
健康のためにも、継続は力なりですね👍💫
話は変わって…
先日、ずっと病院に通ってくれていた大好きな子がとうとう天国に旅立ちました。
その子が初めて当院に来てくれたのはもう何年も前のことです。
後肢の不完全麻痺があり、椎間板ヘルニア疑いでした。
慢性経過のため、内科的な治療と週1回のリハビリを欠かさず続けていました。
とにかく食いしん坊で、おやつのためならいくらでも歩行トレーニングを全力で頑張ってくれていました。
そんな姿が本当に愛らしくて、可愛くて、スタッフもみんな大好きでした。
いよいよ後肢の反応が悪くなってきた時には、わんちゃん用の車椅子を装着するようになり、再び大好きなお散歩が自由にできるようになりました。
そんなある日、もともと歯が弱くてほとんど歯はなかったのですが、唯一残っていた2本の犬歯のうちの1本が歯槽膿漏になり、顎自体が腫れてしまっていました。
そこで、年齢が14歳ということもあって、ドッグドックで全身チェックした上で、抜歯を行うことになりました。
すると、その検査で初めて白血病であることがわかったんです。
元気で何も症状がないだけに、とにかくびっくりの一言でした。
ただ、悪性度の高いタイプのものではなかったため、しばらくは無治療で経過観察することになりました。
定期的に血液検査をして、リンパ球の数が増えすぎていないかをチェックします。
発覚してから約1年後くらいの検査で、いよいよリンパ球の数があまりにも増えすぎたため、抗癌剤治療を開始することになりました。
すると、リンパ球の数がみるみる減って、ほぼ正常値にまで下がりました。
しばらくして抗癌剤も中止することができ、とても良好に経過していました。
ところが、またもや異常事態が起こりました。
どんな時でも食欲旺盛だったはずなのに、少しご飯を残すようになったり、挙げ句の果てにはご飯をいらないとまで言うようになったんです
これは間違いなく異常事態です。
血液検査をすると、血中のタンパクやアルブミンが低下していました。
内視鏡検査下で腸生検を行なった結果、リンパ腫という診断でした。
絶句しました。
リンパ腫という病気は、基本的に抗癌剤治療が適応になりますが、無治療であれば余命1ヶ月ももたないといわれています。
特に白血病に併発してリンパ腫が起こる例は非常に珍しくほとんど例がありません。
人のほうでも同じような病態がありますが、予後はかなり厳しいと言われています。
オーナーさんと相談した結果、とにかく抗癌剤を始めていくことになりました。
抗癌剤の効果が大いにみられる一方で、抗癌剤による副作用が負けじと襲ってきました。
もともと食欲がなかった上に、さらに下痢などの消化器症状がでてくるので、しばらくつらい日々が続きました。
それでも、何度となく回復を繰り返してくれて、リンパ腫が発覚してから2ヶ月ほどが経ちました。
抗癌剤の内容も変更しながら経過をみていましたが、いよいよ体重もぐんと減って、とうとうご飯も喉を通さなくなりました。
オーナーさんと二人三脚で、入院の日々が続きました。
そしてある朝、いつも以上に深く寝入っているのを起こして、いつもの朝の処置と検査を始めました。
便で汚れてしまった身体を洗いますが、いつもみたいに抵抗したりしません。
不安に思いながら処置を進めていると、急に前足をピンと伸ばして身体をそらせるような格好をしました。
それと同時に呼吸が止まりました。
すぐさま挿管して心肺蘇生を行いましたが、反応は見られず、そのまま病院のスタッフみんなに囲まれて息をひきとりました。
本当によく頑張ってくれました。
たくさんの病気をかかえていたにも関わらず、いつも元気な顔を見せてくれていました。
あのまーるい愛らしいお顔とおしゃべりの声が頭から離れません。
きっと今ごろ天国でおもいっきり走って、おもいっきり食べて、おもいっきりおしゃべりしてるんでしょうね!
会いたいです。
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A.Hyakkoku @U-KYO-Animal Hospital
⭐︎インスタ始めました⭐︎
京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定