恐ろしや!!交通事故||(>_
6月18日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:24日(土)午後
梅雨はどこへいったのやら…
日中は太陽がギラギラの暑い日が続きますね
しかし朝夜がまだ冷えるので、体調を崩されてしまう方もいらっしゃるのでは
注意されてくださいね
さて、今回は交通事故にあってなんとか一命をとりとめてくれました
ミニチュアダックスのMちゃんのお話です。
車にひかれた〜!!と 駆け込まれた時、Mちゃんはショック状態で呼吸が荒く、
横たわったままで後肢も麻痺していました。
とにかく救命を第一に、血圧を維持するために静脈点滴をし、
状態をみながら慎重に検査をすすめていきました。
レントゲン検査では肺野の透過性が低下しており、肺挫傷による肺出血を疑いました。
酸素吸入のために集中治療室での管理を開始しました。
またその翌日の超音波検査では前日には認められなかった腹腔内出血が認められ、
それに伴って貧血がすすんでいたため、腹腔内臓器の損傷を疑いました。
すぐさま輸血を行い、止血剤の注射を行いました。
その結果、翌日にはなんとか出血は止まり貧血も改善され、
開腹手術をせずにすみました
後肢の麻痺も改善し、このまま元気になってくれる!と思っていた矢先…
前肢の肘あたりを触るとかなり嫌がるので、再度、
角度を変えてレントゲン検査を行いました。
すると…右肘の骨の一部が骨折していることが判明しました
肺挫傷による呼吸不全の回復を待ち、いざ骨折の手術です
右肘の皮膚を切開し筋肉をかきわけて、骨折部位を露出します。
ずれている骨同士をしっかり繋ぎ合わせます。
そこにロッキングプレートという強固なプレートをあて、スクリューで固定していきます。
無事整復ができました。
レントゲン検査でもびしっと決まりました。
あとは安静にして回復を待つのみです
Mちゃんは術後どんどん体調も良くなり、前肢も使えるようになってきました。
そして入院してから16日目、元気に退院していきました
Mちゃんほ〜んとに良かったね
よく頑張ってくれました
近年、ワンちゃんネコちゃんの交通事故は後をたえません。
飼い主さんが事故現場を目撃していないことも多く、
どこをどのように傷害されているかが分からず、
対応が遅れてしまうことも多々あります。
見かけでは外傷はなく大丈夫そうでも、
Mちゃんのように日が経ってから出血してくることもあります。
こういった事故は人間が守ってあげるしかありません。
しっかりした管理、しつけ、マナーを徹底し、大切な家族の命を守りましょう
それでは今日はこの辺で・・・
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER